九州自転車旅 9日目 4月04日

 

2024年3月27日から21日間九州一周ライドを敢行しました。(実走は19日 距離1,660km 獲得標高14,343m)その後輪行で別府に移動してから阿蘇に抜けるボーナスステージ(3日間 174km 3,402m)に挑戦して、4月20日に無事帰宅しました。

その間、STRAVAとFacebookは随時更新していたのですが、amebloの方は時間がかかるので、帰宅してからの更新でお許し頂こうと考えてました。(実際、現地でこの作業は無理ですね)

 

帰宅してからボチボチ更新しますので、そのあたりご理解頂ければ幸いです。

 

なので、この内容は 9日目の4月04日分になります。

 

 

  この日のライドは 肝付町から内之浦ロケット発射場→大隅半島横断→雄川の滝→南大隅町YHまで

 

 

前日に悪天候でゲストハウスに連泊してお天気待ちしました。この日は朝からピーカンっていう訳には行きませんが、雨は通り過ぎてくれたみたいでした。

 

ロケット発射場は訪れてみたかったです。いろいろな乗り物がありますが、最大のパワーにして、未知の世界への旅に誘います。小学生の頃のジュール・ヴェルヌの「月世界旅行」にワクワクしたのを思い出します。

 

なので、7日目の都井岬からこの日の南大隅町まで走れば1日の節約になるのですが、あえて1日増やしてこの内之浦ロケット発射場を訪れました。都井岬→南大隅町のルートの方が坂もまだ緩やかなんだけどなぁ~種子島の発射場も行ってみたいですが、あっちも相当な坂らしいですね。

 

この日は距離はそれほどないのですが、坂が続きます。内之浦のロケット発射場は、山の中腹に建設されていて、まぁその方が万が一の事故の時にも良いのでしょうが、坂が続きました。ロケット発射場は比較的見学が自由に出来ました。それから、大隅半島を縦断して、南大隅町に入ると、NHKの大河ドラマ西郷ドンのオープニングで有名になった雄川の滝(かなり迷いました)を見て、この日の宿のYHに到着しました。
 

この日のプロフィール。興奮していたらしくスマホのride with gpsを起動するのを忘れていてロケット発射場の坂の途中で気づいてますね。しかし、発射場の坂より横断の坂の方が厳しかったのですね。

 

この日はSTRAVAでも獲得標高が1,200mとかなり多くなりました。

 

  ロケット発射場を目指して

 

 

近くのコンビニで補給をしてからのスタート。この先はお昼ご飯などを取るところが期待出来ません。いつもの給水以外にアンパンとか購入しています。

 

内之浦ロケットセンターに向かいます。右は肝付町の町役場。

 

まぁ登ります。お天気は雨が降らないだけ幸い。

 

お山の上の方にはパラボラアンテナが見えています。高い位置に設置した方が水平線のかなたまで飛んでいくロケットを追尾するときに有利なんだって。

なので、そこまで登ります。

 

もう少しってところで、「宙の家」なる休憩+お土産物屋さんがあります。

これは「初代はやぶさ」の模型です。

 

 

 

グッズの類はロケット発射場では自販機だけになるので、ここで買って下さい。

私もここで絵葉書を購入しています。(営業前だったので、再度訪問)

 

 

この「宙の家」には、使わなくなったロケット追尾用の小型のパラボラアンテナがありました。

 

 

  内之浦ロケットセンター

 

 

受付で住所氏名を記入して入館カードを頂いて中に入ります。ほとんどの人は自家用車で回られますが、私は自転車。かなり苦しいですが、無理では無かったです。

 

大きな規模のパラボラアンテナが数基ありました。

 

日本のロケットの父、糸川博士。初代はやぶさが到着した小惑星「いとかわ」はこの糸川博士から取られています。そして、「はやぶさ」は糸川博士が設計された、戦時中の陸軍の戦闘機「隼」につながっています。糸川博士は戦前は航空機の設計もされていたのです。

 

ちゃっかり、記念撮影させてもらいました。

 

 

大型になると、回転させる部分の機構にしても、ものすごいデカいです。これがユルユルと動くのでしょうね。

 

 

 

 

これが(たぶん)一番高いところから撮影したイプシロンロケットの発射場です。

デカいものです。後から足元まで移動します。

 

 

 

何台か模型が置いてありました。それぞれ大きなものです。

この模型、実は展示用だけではないそうです。実際のロケットを製造するときに、組み立ての手順とかの確認の作業に使われたと有りました。その後、こうして模型として展示してあるそうです。

 

想像ですが、ものすごくビッシリと部品を組み込んでいくと、ものすごく整備性が悪くなりますよね。奥の部品を取り出すには、手前の部品をごっそりと外す必要が有ったりとか、こんなに狭くてはレンチが回らないとか(ものすごく勝手な想像)の不都合を回避する役割があったのだろうか?とか想像するのはなんだか楽しいのです。

 

記者会見室がありました。発射の時にはにぎわったのでしょうね。

 

 

 

 

イプシロンロケットの発射場。回転式らしいのですが、実物では正直分からなかったのですが、後で博物館の模型を見て、納得しました。

 

 

  宇宙科学資料館

 

 

組み立て棟から180度回転させる発射場の様子が模型で初めて分かりました。

 

色々と展示があったのですが、「へぇ~」と思ったのが、これ。

1956年では、真空管だったのです。当時の電池の能力とかこの真空管の消費電力とか考えると送れるデーターの量って少なかったのでしょうね。

 

宇宙科学資料館にはグッズの自販機が有りました。

自転車旅では「お土産」は基本的に無理ですね。しかし、小さなものなら買いたい。

迷って、鉛筆の3本セットを買いました。

 

 

  大隅半島横断に

 

 

ロケット発射場を離れて、大隅半島を横断して鹿児島湾に向かいます。半島を横断するので、また坂です。途中にロケット発射の時の見物する広場がありました。

そこにdocomoの「利用できます」の看板。これはちょっと前なのか、私のAUでも通信可能でしたよ。

 

 

 

海岸線が見えている間は撮影もしていたようですが、横断中の画像は全くありませんでした。坂に夢中だったのか?全く余裕がなかったのかな?

 

 

  雄川の滝

 

 

先ほどの海岸線が11時30分頃で、13時30分頃には、雄川の滝の近くまで走っています。ところがルートを引く時からちょっと勘違いしてました。

 

右の方から横断してきて、一度滝に近づいているのですが、そこは滝には降りられない道でした。しかたなく、滝に降りられる道まで下がるのですが、これが長い~。

大丈夫なんだろうか?と思いながら標識を頼りにして、一度降りてからまた上りました。

 

 

上の二つは間違った道の途中の橋から見たところです。あの先に雄川の滝が見えているハズです。

 

標識に従っていると駐車場(駐輪も)があって、観光案内所もありました。

 

たしか20分ほど徒歩でないといけないようになっていました。

滝までの川の様子です。すごく透明度の高い水です。

実は、この先の滝は雨水だけでなく、断崖からしみ出した伏流水が多いのです。伏流水は言わば、ろ過された水ですから、透明度高いのは当たり前ですね。

 

 

 

 

 

高さとか幅とかはもっとすごい滝がいっぱい有るのでしょうが、その荘厳な雰囲気を楽しませてもらいました。

自然って誰も意図したわけでもないけど、すごい造形物を作りますね。

 

滝から静かに流れる伏流水が心穏やかになる気分でした。

 

 

 

一緒に歩いていた大阪の男性に撮ってもらいました。

 

 

 

休憩所でホットドッグ。これが3時前。朝の出発の時からずっと補給なしだったのです。

 

 

  ユースホステルに宿泊

 

 

この日のお宿はユースホステル。私は学生時代に沢山利用させてもらいました。

部屋は一人部屋でベッドでした。エアコンもテレビまで有りました。広めの食堂はありがたい。このユースはコンビニも近くにあって便利。

 

二食付きで5,200円。次の日は別なメニューでした。ご飯のお代わりも出来て、自転車旅にはぴったり。

 

 

 

  この日のルート

 

 

獲得標高は、STRAVAでは1,200 mになりました。