九州自転車旅 3日目 3月29日

 

2024年3月27日から21日間九州一周ライドを敢行しました。(実走は19日 距離1,660km 獲得標高14,343m)その後輪行で別府に移動してから阿蘇に抜けるボーナスステージ(3日間 174km 3,402m)に挑戦して、4月20日に無事帰宅しました。

その間、STRAVAとFacebookは随時更新していたのですが、amebloの方は時間がかかるので、帰宅してからの更新でお許し頂こうと考えてました。(実際、現地でこの作業は無理ですね)

 

帰宅してからボチボチ更新しますので、そのあたりご理解頂ければ幸いです。

 

なので、この内容は3日目の3月29日分になります。

 

 

  この日のライドは杵築市から別府経由で臼杵市まで

 

 

 

ロングライドも3日目になると、ようやく毎日のパターンが決まってきたようです。投宿してまずはストレッチ、それからウェアの洗濯をして、お風呂が有ればお風呂。食事の前後にSTRAVAやFacebookの更新をして、することが無ければ早めに就寝しました。

 

ところが、初日の夜とかは、次の日の天気予報が悪かったので、「どうしようか?」と悩んだりしました。すると寝付けないのです。お布団の中で横になっているだけでも体は休まるから、と自分に暗示を掛けますが、そりゃ眠れた方が良いのに決まっていますね。飲酒すると寝つきは良いのですが、夜半に目覚めてしまいますし、胃腸や疲労回復の事を考えると、出来るだけ飲酒は避けていました。

 

朝は早く起きて、洗面して着替えて、荷物をまとめて、食事をして、朝のお便りを待ちます。これがスムーズだと良いスタートがきれますね。最後に忘れ物が無いか?確認して出発というパターンでした。

 

この日は前日とはうって変って良いお天気でした。杵築市を出発してから温泉で有名な別府経由で臼杵市まで走りました。

臼杵市では、摩崖仏が有名です。実は前日の国東半島にも摩崖仏のポイントがあるのですが、あの雨だったので当然のようにパスさせてもらいました。臼杵市の摩崖仏はかなり大きな規模のものでした。

 

  まずは別府を目指します

 

日豊本線の鉄橋です。単線電化。

これを撮った理由は?記憶が薄くなってますが、橋梁の石積みかな?それかお天気が回復して青空が拡がったからかな?

 

別府湾を望むよう場所に着きました。なんとも良い天気。

 

 

スマホの望遠の最大で別府の街並み。たしか湯煙が上がって見えていたのですが、気温が高いとそれほどでもないようです。

 

この日は距離も短い予定でした。この寄り道をしなければ、60km、獲得も700m以下(事前のride with gps調べ)だったのです。なので、すこしばかり別府らしいところを見物しようと考えました。

ただ、この寄り道で獲得標高はちょっとばかり上昇しました。

 

別府にあるいろいろな地獄の入り口。まぁこういうのも嫌いではないのですが、硫黄の臭いもキツイし、パスさせてもらいました。

 

たしか「湯けむり展望台」が有るらしかったのですが、それらしき場所で一度撮ってますね。

 

実際は少し先のここが「湯けむり展望台」でした。

ただ、期待の湯煙は気温とかの影響で少な目っていうかほとんど見えず。

 

 

気温が低ければ、パネル写真のような盛大な湯煙が楽しめるようです。冬に来ないとダメですね。

 

 

別府港に大きなフェリー(さんふらわーだと思う)が着いてました。

別府温泉の歴史は古くて、まだ鉄道が来てない時代から開かれてまして、当時お客様を運んだのは、こうした船舶だったのです。

この後、九州ライドではなんどかフェリーを利用させてもらいますが、もっと小さいサイズだと、車も船尾から入って、船首から出るっていうスタイルですが、これだけ大型船だと横の位置に入口や出口があるのですね。

 

とにかくデカい船だったので、なんとか全体を撮れる場所を、と探しました。

 

 

  チェーン掃除 1-Step Cleaner & Lubricant を試す

 

 

自転車販売店のasahi。別府にもありました。

前日が雨だったし、時間もあるので、チェーン掃除とタイヤの空気入れをしました。

 

チェーン掃除はやっぱりサイクルラックがあると楽です。

 

今回のライドで用意してもらったのが、このチェーン掃除のケミカルです。

 

リンクは→

一つのケミカルで洗浄と注油が可能なタイプです。

昨年の北海道一周ライドでは、少量のオイルだけ持参して、洗浄剤は現地で入手するつもりでいました。ところが、現地で適当な洗浄剤って難しいですね。CRCのようなスプレーで良いと思っていたのですが、コンビニでは取り扱いが有りませんでした。また、ホームセンターで買うのですが、一度に使いきれることがなく、中途半端なスプレー缶はまた重量増になりました。スプレー缶の廃棄も正直ちゃんと出来たか?というと疑問ですね。

 

ネットで調べて、これにたどり着きました。調べるとLOKO Bicycleさんでもこのメーカーの取り扱いがあって入手可能でした。一番小さなボトル(120ml)を持参しました。恐らくライドの最中に3回か4回ほど掃除の必要性があるでしょうから、全量を3回か4回で使い切るように考えて使いました。

 

使い方の動画が有りました。(ここではスプレータイプを使用)

 

 

私の使用感は、製品自体は割と粘度が低い溶剤のようです。おそらく何かしらの有機溶剤にオイルが溶かしこんであって、溶剤の力で汚れを落として、その後に溶剤が蒸発すれば、オイル成分がチェーンに残るのでしょう。

掃除をした後には、あのチェーン掃除した後のちょっとだけ軽くなったような感じを得る事が出来て、充分に満足でした。

 

 

 

  別府タワー、別府駅、そして別府の父 名物とか

 

 

別府タワー。どこでもこういう展望台のようなものが有るのですね。(登ってはいませんが)

 

今回の旅で是非訪れたかった場所。別府駅に有る油屋熊八氏の銅像。

まぁこれだけ楽しい銅像も少ないでしょうね。彼の功績とアイディアマンらしいところを讃えていると思います。

 

油屋熊八氏のことは、九州ライドの前に色々と読んでいた本の中で知りました。

これだけ面白い人物なら、どう書いても面白いと思えるほどの破天荒で一本気、情にもろくてアイディアマンのお話です。

そして、こうした破天荒親父に無くてはならないのが、良妻の存在。彼女なくては、とても彼の成功は無かったでしょう。明治から大正、昭和にかけて振れ幅大きく走り抜けたおっさんの物語です。

 

 

 

 

すごく苦労人です。その彼をして、旅人には親切にしろと言います。決して損得勘定じゃなくてね。これって彼の出身地の四国のお遍路さんに対する「おもてなし」の心に通じますね。

 

市営の竹瓦温泉は前で写真だけです。ジブリの世界のようですね。まだお昼前だったし、これから臼杵市には登り坂でもあるので入浴は遠慮しました。クチコミでは回転を上げる為にすごく熱いらしい~

 

別府のご飯で有名なのが、この東洋軒の「とりてん」

ところが別府駅から少し離れた本店に開店時間の11時に行ってみると、

 

まぁ並んでおられるのです。驚きでした。先に場所を検索している時に、駅の近くのショッピングセンターにも出店されているようなので、そっちに行ってみました。

 

すると、こっちは(失礼ですが)ガラガラなんですよね。

 

頂いたのは、とり天の定食。

九州名物をひとつゲットしました。しかし、「鳥」と「揚げ物」がこれから先も続きますね。

 

 

  別府から大分→臼杵市を目指す

 

 

別府を出発して別府の街並みですね。

 

これは大分駅周辺。

 

セブンイレブンでアイスを頂戴しています。ロングライドの時は、お腹を壊すのが怖いので、ソフトクリームは厳禁にしています。あのアイスの冷やしながらグルグルと攪拌している容器の中で、ずっと衛生状態を良い状態にしておくのは大変だと思うのです。それと、ちゃんと使い切っているのだろうか?とかね。

 

ただ、コンビニのアイスはメーカーの工場で大量生産されているので大丈夫だろう、と考えています。同時に水を補給しているので、かなり気温が上昇していたのでしょう。

 

(後から地図で見ると)大野川だそうです。お天気が良いです。

 

臼杵市に行くには、標高130mほどの峠を越します。ちょっとだけヒルクライム。ただ、選んだルートは車が少なかったです。途中で狙っていた、「桜」と「菜の花」のショットが有ったので、撮っておきました。

 

 

  臼杵石仏(臼杵磨崖仏)

 

古園石仏大日如来像に代表される国宝臼杵石仏(磨崖仏)は、平安時代後期から鎌倉時代にかけて彫刻されたと言われています。誰がどのような目的で造営したのか、はっきりとしたことは分かっておらず、今もなお多くの謎に包まれています。
その規模と数量において、また彫刻の質の高さにおいてわが国を代表する石仏群であり、平成7年6月15日には磨崖仏としては全国初、59体が国宝に指定されました。

石仏群は4群に分かれ、地名によって、ホキ石仏第1群(堂ヶ迫石仏)、ホキ石仏第2群、山王山石仏、古園石仏と名づけられています。
それぞれに傑作秀作ぞろいであり、表情豊かな御仏の姿は、みる者の心にやすらぎをあたえてくれます。
その後、平成29年9月に古園石仏群の入口にある2体の金剛力士立像が国宝に追加指定され、現在は61体すべての磨崖仏が国宝に指定されています。

以下のサイトから拝借しました。

 

 

風雨で劣化があるのでか、屋根などが設置されていました。なので摩崖仏ぽくなくなっています。(しかたないよね)

 

 

 

 

 

 

全体がゆったりしたテーマパークみたいな雰囲気でした。

 

 

 

 

 

  この後、投宿しました。

 

このお宿、フロントで近くのスーパー銭湯(温泉)のチケットをくれました。

 

私のパターンとしては、投宿したらまずは「ストレッチ」なのですが、明るい内に銭湯との往復をしたいので、急ぎ往復3㎞ほど走りました。後から考えるとこれが翌日の筋肉痛につながったかな?と思えます。

 

自販機で販売してました。大手ではビンの牛乳はなくなるらしいですね。

 

 

  この日のライド

 

 

 

 

臼杵市には、山側の道を走ってますが、半島の方を海岸線に沿って走っていたら、もっと距離が伸びたでしょうね。