F井さんとのフジイチ2日目です。前日に裾野市から河口湖湖畔のお宿まで60㎞弱、

獲得標高800mほど走りました。

この日は、富士スバルラインで富士山の5合目まで登ります。富士スバルラインは、毎年6月に富士ヒルと呼ばれるヒルクライムの大会があります。(距離が24㎞、獲得標高が1,225m)

 

募集人数が8,000人。ものすごい数です。琵琶湖マラソン規模ですね。マラソン大会でもこれだけの人数が参加すると、スタート直後は渋滞します。富士ヒルでは、グループ毎のスタートだったり、チップを利用した計測などで分散をされているようですが、YouTubeなどで見ても沢山の人が参加されているのが分かります。

 

ここを登った、完走した」というとスポーツ自転車愛好家はともかく、一般人には自慢できそうです。「自転車で5合目まで登った」って言うのは、インパクト有りますよね。

 

実は、F井さん、大会に参加してみたい。記念のジャージを買って、着てみたい、というお気持ちがあるのです。

公式グッズ。勿論誰でも買えるのですが、走ったこともないのがこれを着るのは、やっぱり遠慮しますよね。でも、実際に大会に出て完走できるかな?は不安。富士ヒルは、距離が24㎞もあって、獲得標高が1,225mも有ります。これだけの獲得標高を延々と登れる坂ってそうはないでしょう。なので、来年の6月の大会に参加する前に一度、走ってみたい、というのです。

 

 

  スタート地点に立つ前に

 

 

お宿から河口湖は徒歩で5分ほどでした。朝食前に散歩をしました。朝のお便り促進でも有ります。この時の気温表示が20℃。やっぱり涼しいです。向こうが河口湖大橋。

 

河口湖大橋の中央部から見た富士山。雲がかかってなくてキレイ。風が少しあって、湖面は鏡の様とは行きませんでした。

 

河口湖大橋を抜けて

逆さの富士山を入れた写真を狙っている方が沢山居られたので、便乗しました。外国の方が多いですね。まぁキレイな円錐形。

 

それから、朝食を取って、いざスタート。お宿が連泊なので、不要な荷物は出来るだけ部屋に残しました。ただ、下りはかなり寒いと言われていたので、二人共レインウェアと冬用の手袋を準備しました。

 

お宿からスタート地点の料金所まで自走します。距離が8㎞、獲得標高が275m有りました。スタート地点までで疲れてしまってはいけないので、極力ゆっくりとペダルを回しました。

 

こういう樹海の中を進みます。

 

富士スバルラインの料金所。実際の大会はこの少し前が計測スタート地点みたいですが、STRAVAのセグメントはここをスタート地点にしているみたいです。

 

 

  さぁ登り始めます

 

コースのプロフィールです。まぁキレイに登りづめでして、ほとんど休むところはありません。しかし、ちょっとだけ緩斜面も有ります。獲得標高もすごいですが、最高標高2,000mだと酸素濃度は80%程度らしいです。これも心配。

 

それと、料金所の係り員さんに「途中で自販機は有りますか?」とたずねたのですが、「無い」のお返事でした。でも実は4合目には有りました。大会当日に自販機で飲料を買う人は居ないでしょうが、今回みたいなライドだと有る無しは大違いですね。もっと暑い時期だと絶対に欲しいですね。ただし、ゴミ箱は一切ありません。持ち帰りが原則です。

 

1合目下のトイレ。ここは写真を撮っただけ。

 

1合目下からの富士山。まだまだ小さくしか見えません。

 

2合目の標識。ここで少し立ち止まって、給水しました。

 

3合目の標識。ここも立ち止まって給水しました。

止まらない方がタイム的には良いかも知れないですが、「標識が出るまでガンバロウ」と思いながら踏んでいるので、どうしても休んでしまいます。それと、止まれば心拍数もいくらか落ち着いて、また踏み出せるのも事実ですね。

 

4合目。トイレと自販機がありました。助かりますね。大沢展望台って言うそうです。下る時に立ち寄ってみましたが、その時は雲かかってましたね。

 

 

  ゴール

 

ゴール付近にこうしたボードが有ったので、その前で撮ってもらいました。バスで来られた年配のご夫婦。旦那さんは一度自転車に挑戦されたようですが、お尻が痛くなって挫折。奥さんはNHKの「こころ旅」のファンだそうです。

 

それで、

大会でないので、ゴールがあるわけではありませんが、5合目には飲食が出来るお店がいくつかあります。値段もそれほど高くは有りませんが、トイレは有料でした。途中の大沢展望台は無料だったので、そこまで我慢してください。

 

この二階の食堂で

確か「山頂カレー」を頂きました。イメージは日の出なんでしょうね。ご飯が若干固かったように感じました。このカップの型にはめるから固めなのか、それとも気圧が低いからかな。たしか1,200円。水は無料でした。思ったよりリーズナブル。

 

9月10日頃まではこの先の山小屋も営業されているので、それまでが登山シーズンだそうです。なので、私たちが登った時期はお店によっては飲食部を閉鎖している所も有りました。

残念ながら雲がかかって、下界も頂上の様子も見られませんでした。少し粘っていたのですが、諦めて下る事にしました。

 

 

  下山です

 

 

5合目は雲がかかっていたのに、ちょっと下ると切れる時間がありました。これは御庭展望台と呼ばれている場所。山頂が見えるように木々を整理してくれているのでしょうか。

 

スマホのデジタルズーム目一杯。噴火活動で出来た山だと分かりますね。ゴロゴロの火山岩の山。

 

先ほどの、4合目の展望台からちょっとだけ下界が見えた所。

 

この後、F井さんとコメダ珈琲に行ったのですが、満席で断念。(この日までコーヒーお替り無料セール中)近くの喫茶店で一息して、翌日が雨予報だったので、雨対策グッズを近くの100円均一で準備したりして→投宿。

 

 

 

  富士スバルライン

 

 

とにかくこんなに長いHCは経験が有りません。なので、初マラソンの時のように、前半は押さえて押さえて登って→後半自分の体調と相談しながらペースを上げるっていう作戦になります。

 

心拍数が

8㎞くらいからが富士スバルラインです。気持ちは前半は心拍を140台に抑えて登っていくつもりでした。一度心拍数が落ちているのは、3合目くらいになりますね。長めの休憩をしていたのかな?たしかトイレは4合目だったのですが・・・・もう記憶がええ加減ですね。

後半になれば、心拍数を上げて、と思っていても足がついて行きませんね。こうして見ると前半とほとんど同じです。9月3日の伊勢志摩スカイラインヒルクライムレースだと、後半はほとんど心拍数は160超になっています。あちらは距離が7㎞と短いのでそういうペースでも行けたのかな?

 

結果はSTRAVAのセグメント(富士ヒルクライム)で2時間21分10秒でした。2時間30分以上かかるかな?と思っていたので、STRAVAの結果を見てちょっと安心。

しかし、〇田師匠の記録を見ると、5年前に2時間3分42秒で走り抜けておられます。18分も削らないと到達できない数字。かなり絶望的に思えました。

 

1合目とか2合目とかの標識のところで給水の為に立ち止まっています。給水は走りながらにするとちょっと短くなるかな?それと、トイレに行っています。これって2分位かかっているでしょうか。また、大会当日なら、お祭り気分で勢いでもう少し頑張るでしょうか。

 

ネットにこういうサイトがありました。

 

各地のヒルクライムレースを実際に、走行しながら1秒間隔で記録したデータを元にしたシミュレーションが出来るのです。

 

これに私の数字を入れてみました。

FTPが129wで体重と機材で75㎏っていう設定だと

なんと2時間11分台だそうです。トイレとか行かなかったら、もしかして達成できたかな?しかし、これではまだ師匠の数字には届きません。

 

ヒルクライムではやっぱり体重って言うじゃないですか。5㎏の減量に成功したとすると、

おぉ~これなら師匠のタイムに肉薄します。

しかし、5㎏の減量をしてなおかつ筋量は減らさないっていうミッションは大変ですね。体重がそのままだと、FTPが後+10w必要らしい。

 

この日のライドは

サテライトの地図だと

 

ちょっと分かりやすいかな?

 

 

  お宿の事

 

今回のお宿はF井さんが、大手旅行サイトで探してくれました。

河口湖の近くでリーズナブルな旅館っていう条件でヒットしたのが、

 

「ロッジにいや」さんになります。行ってみると、

自転車は広い部屋があってそこに沢山のサイクルラック。

どうも全くの偶然ですが、自転車乗りさんが多いお宿だったようです。

 

ご主人がスポーツ自転車に乗られるそうです。また、富士ヒルの時期には、首都圏の自転車屋さんが貸し切りにされるそうです。なので、来年の富士ヒルの時にここに泊るのは(たぶん)ずっと無理って言う事になります。

 

工具も

そろってまして、トルクレンチなんかも有りました。

 

食事の方も、以下はにいやさんのHPからの拝借ですが、ほぼ同じでした。

この写真では天ぷらになっていましたが、自転車乗りって事を考慮してもらったのか、豚の生姜焼きやトンカツになっていました。

 

また、洗濯は「お風呂で脱いで出しておいてください。洗っておきます」という親切さ。集合のハンガーに吊ってもらえて自分達の部屋で干しました。

 

さぁ、~3日目は朝から雨予報なのです。準備をしてスタートします。