北海道一周自転車の旅 2日目 6月2日

 

 

 

6月1日からほぼ一か月北海道一周の自転車旅に出かけてました。

その間、STRAVAやフェイスブックは更新していたのですが、amebloの方は時間もかかるだろうし、帰宅してからの更新でお許し頂こうと考えておりました。

 

帰宅は6月30日になりました。以後、二日分を一日で更新するくらいのペースのつもりです。(あてにはなりませんが)まぁご理解下さいね。

なので、これは2日目の6月2日分になります。

 

 

  朝は早くの出発

 

 

脚力がないので、ゆっくり漕ぐしかありません。距離が有る日とか向かい風予報の日だと、早めに出発する以外に選択肢がありません。宿のご主人にそんな事を言ったら、普段より早めに朝食の準備をして頂けました。ありがたいです。

 

木古内周辺には青函トンネル関連の施設がいくつかあります。

その一つが

青函トンネルの出口の所を見ることが出来る展望台(タワー)だったのですが、ここは8時30分からでした。この写真を撮ったのは7時前でして、当然パス。

 

ただ、

道路からも青函トンネルの出口を見る事が出来ました。新幹線の本数はそれほどではないのですが、貨物列車は多いので、見られたかも知れないのですが、先を急いでいるので、写真を撮ったらすぐ出発。

 

この青函トンネルの記念館も10時からだったかな。ここも8時前に到着してまして、またパスする以外にありませんでした。掘削の資料とか見られたのだろうなぁ~と考えるとちょっと後ろ髪引かれる思いでした。

 

走っていると

横綱「千代の山」「千代の富士」の会館がありました。これも前から写真を撮るだけでパスさせてもらいました。

 

この日は100キロ越えで獲得標高もかなり有りそうなルートでした。なので、午前中に見学ポイントが有っても、なかなか足を止められないですね。午後からだと、ある程度時間が見えてきて、寄ったりすることが出来るのですが・・・

この傾向は、旅の全般に渡って同じように考えてましたね。

 

地図で有名な伊能忠敬さんの銅像がありました。当時の地図作りで北海道って苦労が予想されますよね。宿泊とか道とか考えると並大抵じゃないよね。

伊能忠敬さんが、北海道に最初に上陸したのがこの近く、ってことで銅像が建てられてました。なんせ着手されたのがかなりの年齢になってからだからなぁ~。(商売をされていて、隠居後から)

 

崩れやしい海岸線を道路が通っているので、隧道が沢山ありました。

たしかこの道路のどこかでトンネル陥没事故とか有ったのです。

 

トンネルは新しく掘ったんだろう~と思えるのが多かったです。

 

 

  北海道最南端の白神岬。

 

岬として有名とも思えないのですが、自転車乗りにすると、ここまで南下していたのが、北進に変わります。この日もここまでは微風の向かい風だったのが、ここからはやや強めの追い風(うれしい)になりました。

 

キレイな海岸線が続きました。アップダウンはありましたが・・・・

 

 

路面はご覧のようにあまり良くは無かったです。ただ、交通量が少ないので、車道の

あまり荒れてないところを選んで走るなんてことも出来るほどでした。

 

 

この辺りは風が強いらしく、風力発電の設備が沢山ありました。

追い風が分かると思います。

 

 

  開陽丸を見学

 

 

朝早くに出発したことと、折り返してからの追い風が功を奏して、目的地の江差に早く着きました。江差には、幕末に波乱の運命をたどる開陽丸が復元されています。

 

午後からだとこうした見学もゆっくり出来るのですが、朝はやっぱり先を急いでしまいますね。

 

 

そろそろ塗装とか必要な時期なんでしょうが、錆とか浮いている分、歴史を感じさせる雰囲気も有りました。ちなみに沈没したのは、この近くですが、この江差港ではないみたい。

 

内部の展示は立派でした。

この頃はまだ戦艦大和みたいに、甲板に旋回式の砲塔があるという時代ではなく、艦の側面に発射口が有ったのです。(日露戦争の時代の戦艦日笠なんかもそう)

マネキンさんからの号令が聞こえそうですね。

 

大砲の砲弾は思ったより大きいかったです。砲弾には凸があって、これが砲身の線条痕(せんじょうこん)に合わさって、発射の時に回転が加わって直進性が増して、命中率が上がるという仕組みですが、この時代からもう有ったんだぁ~。

 

 

これは私のイメージではバルカン砲ですね。長岡藩が購入したガトリング砲もこんなのだったのでしょうね。

戦争っていうやつは、こうした化学や機械加工の技術を飛躍的に発展させるようです。

 

 

 

 

これらは、当時のネジなどの部品らしいです。沈没した開陽丸から丁寧に引き上げたのですね。材質は色目からすると、真鍮でしょうか。真鍮だと切削加工などは簡単だけど、その分強度がない。なので、強度不足を補うためにか、ずいぶんとデカい。

それか鉄の部品はすべて腐食されてしまい、こうした真鍮の部品だけが残ったのかも知れませんね。

 

中央に煙突が見えます。帆船でもあり、蒸気船でもあったのですね。

 

 

 

 

  この日のお昼。

 

 

開陽丸の施設でラーメンを頂きました。

 

 


 

 

  この日のルート

 

木古内を出てすぐに山間部に入るので、獲得標高が多め(742m)になりました。

北海道一周って言っても、ビワイチ(琵琶湖一周)のように一日で走って、しかもそのルートがほぼ見えているのと違って、一日一日はホンの僅かしか進めません。

なので、「一周」している実感はほとんど感じられなくて、「走ったなぁ~」はこうしたサイコンの記録やSTRAVAのデーターを見た時になってしまいます。