ひな人形ライドです。シニア仲間に誘ってもらいました。二週間前には近江八幡に行っています。この時は割とお天気に恵まれたのですが、今回は風が強くて帰り道は向かい風。「寒ぃ~」
ひな人形見学ライド
集合時間にギリギリに到着。ちょっとお待たせしました。
まずは竜王の道の駅「かがみの里」ここは休憩スペースに飾ってありました。おそらく行政さんが、道の駅の告知の為にこの場所にお雛様を設置されたのでしょうか。
休憩スペースでは高校生?の団体さんがお弁当してまして、それだけで室内の温度が上がるようでした。
次に
竜王町の役場(?)の会場。隣が平和堂って良い立地ですね。かなりの数の展示がありました。人形の作りの細かさも驚きますが、小さなタンスとかの作りがキレイ。引き出しとか稼働するのでしょうね。触ってみたいけどなぁ~とか。
次に法恩寺に。
入り口に生け花がありました。
大正時代のお雛様。こういうのを保存しておくのって大変だろうなぁ~。虫が食ったりするだろうし、生地だって経年劣化するからなぁ~。
次に行ったのが北島酒造さん
内部に水琴窟なんかがありました。いろんなお酒を販売されています。試飲もあったみたいですが、自転車なので当然自粛。寒いので本当はちょっとだけ頂きたい気分。
中央のが古くて、明治時代だそうです。
こうした酒屋さんとかは年代物のお品が残っているのですね。
次が柑子袋(こうじぶくろ)まちづくりセンター
いやぁ~ものすごい量が集まってました。ひとり小さなお嬢さんが興奮されてました。こんなの今の家庭じゃ無理ですよね。
和中散本舗
和中散本舗は前を通る機会も多いのですが、通常は閉じて有りまして、内部を見る事は出来ません。しかし、テレビなどの露出はあったと思います。東海道を歩く、とかの企画だと外せない所ですよね。
昔、草津と石部の中間の陣屋としてこの建物はあったそうです。現代の当主さん(女性)が説明して頂けました。
ひな人形は
これが江戸時代のものだそうです。
石臼のからくり
今回私はこの石臼のからくりに興味を覚えました。人力の水車風です。
人間がこんな籠の中に入って回転させることで動力を得ています。石臼っていうと手で回転させるのが普通ですが、腕の筋肉に比べると脚の方がずっと強いのを知っていたのでしょうか。
からくりは
一番手前のギアが動力の角度を90度変えています。スパイラルギアみたいな動きをします。その奥のギアは中央のギアと外周分とのギアの差で石臼の速度を上げています。おそらく5倍程度には早く回転させることが出来たのでしょう。
そして一番奥の部分に人間が入って、マウスの様に回転させることで動力を得る仕組みです。
これらが全て木造なのです。金属加工とかがない時代の産物。ただ、和中散本舗自体は、徳川家康の時代以前からあるのですが、このからくりが出来たのが何時?というのは頂いた資料等にも記載は有りませんね。
残念ながらこのからくりは現在動かす事が出来ません。木のそりとか摩耗とかでガタが出来ていて、無理やり動かすと壊れてしまいそうだそうです。
主軸の所に指が入るほど隙間が出来ているらしいですが、
よく見ると、主軸を受けている部分は取り換え可能なように作ってありました。
しかし、ベアリングが欲しい所ですね。木の軸を木の軸受けで受ける、というのは辛い。潤滑油とかしていたんだろうか?
作った職人の技を思わせるのが
この歯車です。もう一対の歯車を噛みあうところは明らかに斜めに作っています。それと、摩耗も認められるのでそれなりに実際にお使いになったのでしょう。
また、この歯車は本体を貫通していて、それを「ほぞ」のような別な木片で固定しています。ここも取り換え可能なような工夫が見られますね。
歯車の全体。ここでも水車を作る職人さんなんかが作られたんだろうなぁ~と思わせますね。しかし、人間が二人も籠の中に入ったとすると、軸にかかる力やトルクは水車より大きいでしょう。
この機械本当に実用だったんだろうか?と思いました。実際には、実用っていうより街道を通る人に見せての「宣伝・広告」の役割が多かったのではないかな?
そりゃ、こんな大規模なからくりを見せられたら、ビックリしますよね。
この日のライド
行きは追い風だったのですが、帰りは向かい風が冷たかったです。
データは→〇