クリーニングの勉強会を口実に福島入りしました。前日が

 

になります。このブログは二日目。

いわき七浜海道から郡山市に戻りました。

常磐線の久ノ浜駅は常磐線でして、この路線でいわき駅まで戻ります。それから、磐越東線で郡山駅に向かいました。この接続っていうか本数自体が少ないので、時間的に厳しくて、いわき七浜海道の全線走破とはならかなったのです。(かなり言い訳)

磐越東線は福島県の浜通り(天気予報もこういう言い方する)から中通り(同じく)を結ぶ路線ですが、まぁ本数の少ない事。単線で未電化区間です。途中でスマホの電波がなくなるところもありました。途中を大きな山脈が有るし、昔は別々の藩だったので文化的な交流も少なかったとか。(福島の同業者の弁)

 

この日は朝目が覚めて、ホテルの下のコンビニに朝食を買いに行くと、なんと雨。天気予報丸外れでした。いくつか天気予報を見ると、降っても小雨程度らしいです。逆に前日の予報では三日目の天気は悪かったのですが、そっちは好転。ならばと、二日目は猪苗代湖一周(イナイチ)にして、三日目をお山にすることにしました。

 

輪行で郡山駅から猪苗代駅に移動。

猪苗代駅の前。輪行袋から出したりするのは、駅の中でさせてもらえました。

 

湖岸。どこの湖にも居るような亀さんと白鳥さんの遊覧船。

 

お天気はご覧のようにどんよりしてまして、この頃は霧雨状態。ウィンドウブレーカーを着用しました。

猪苗代から会津若松に向かう国道49号線はこんな感じ。交通量は少ないのですが、大きいトラックも通るので、前七割、後ろ三割くらいには注意を払いましたね。

 

途中で少し奥まったルートに入って→十六橋水門。けっこう古い構築物です。wikiによると、建設されたのは明治13年。その後、大正3年に電動式ゲートに改修されているようです。猪苗代湖の水量調整や発電などに貢献したとか。

 

その近くに立っているのが、この銅像でファン・ドールンさんと言うそうです。オランダから招へいされて建築に当たられています。記念碑があって、戦争中に金属提供で危うかったらしいですが、「盗まれた」と言って隠して(埋めて)戦後に掘り出したので現存しているとか。ここにも会津の反中央政権ぷりが見え隠れしますね。

途中のトンネル。このトンネル自転車のブログかなにかで紹介されてました。

その理由が

この名前。黒森トンネル。私の自転車はアンカーのクロモリ製です。ってわけです。

長さが1キロ弱もありますが、左側に歩道があります。照明はやや暗かったですが、「怖い」というほどでもなかったです。

恐らくここは猪苗代湖の干拓地なのではないか、と思うのですが、まっすぐの道が続いています。距離にして2.8キロ(ride with gps調べ)あります。滋賀県にも大中の干拓地だとこういう道路が走ってますね。

 

猪苗代湖一周って言っても、実際に湖畔を走るのは半分くらいの印象でした。

(ルートは色々あるでしょうが)

直ぐ近くを走るところで動画を撮りました。

 

こちらは港がある湖岸。

これも自転車雑誌やブログなんかでしばしば登場するパン屋さんなのですが、営業が木曜日から日曜日と限られていて、私が来た日は非営業日でした。

猪苗代湖周辺はほとんどコンビニがありませんので、こういうお店は有効なんだけどなぁ~。繁盛しているのでしょう。

一周(反時計回りです)も後半になると、(会津)磐梯山が見えてくるのですが、この日は曇天でした。ご覧のように雲がかかってまして、このショットでは、裾野と頂上が少し見える程度。

崖崩れや雪を防いでいるシェルターで少し休みました。遠くに見えているは磐梯山。

道中、ものすごく沢山の蕎麦の畑を見ました。稲と蕎麦が半々くらいでしょうか。条件の悪いと思われる(狭いとか)場所だけでなく、植えられてまして、白い花が咲いてました。(アップを撮っておけばよかったなぁ~)

ほんと、ようやくって感じで道の駅(猪苗代)に到着して昼食。

ソースカツ丼です。これにドリンクバーが強制的に付属されて、1,200円だったかな。強制的ですが、ドリンクバーは有難くて、冷水が欲しかったし、食後のコーヒーも欲しかったので、良かったです。かつ丼の方は「普通」な印象。まぁ沢山来られますからね。テーブルから(天気が良ければ)磐梯山が見える場所にあります。

この道の駅からお土産を宅急便で送ろうとしたのですが、取り扱ってないとか。忙しいので面倒を嫌っているのでしょうか。まぁそれくらいに忙しいお店でした。

これも近景が蕎麦畑で遠景に猪苗代湖のショット。お天気は降雨は無かったですが、だんだん風も出てきました。

途中に「野口英世記念館」がありました。生家を移転しています。

中央の囲炉裏が有名な幼児の頃に手を突っ込んで火傷をしたシーンです。これで彼は左手の指が不自由になります。後に有志の資金で手術を受けて回復したのが、医療に一生を捧げる動機になった話は有名ですんよね。

生家の柱に刻まれている文章の写し。

「志を得ざれば再び此の地を踏まず」とあります。

成功するまでは故郷に帰る事はしない、という自分に対する戒めだったのでしょうか。それか青年の高き希望と決意表明でしょうか。

白虎隊で有名な飯盛山です。もうすごい観光地になっていました。中央の階段がすごいので、右側には動く歩道のようなものが設置されていました。

なんだか違うなぁ~とか思って、ここはパスしました。

ご存知鶴ヶ城。再建ものです。

この後、会津若松駅に移動して、自転車を輪行袋に入れて、磐梯熱海という駅まで移動してこの日は終了。

猪苗代湖の周囲はそれほど勾配は無かったですが、なぜか獲得は1,000m越え。STRAVAでは、260mと大差。

データーは→

 

イナイチでは天気が悪かったし、平日だったこともあるのか、ただの一人のチャリダーにも出会いませんでした。たしか最新のcyclesports誌でイナイチの記事があったんだけどなぁ~。(前日の七浜海道では沢山出会いました)

雰囲気は波が静かなら、滋賀なら余呉湖のような小さめの湖ですよね。周囲が山だし似ています。ただ、午後からは風が出て、波も立ちました。地図の上部(猪苗代駅から会津若松)のルート以外は車も少なくて、快適。紅葉の季節ならなおさらでしょうね。