千歳市T様邸工事レポート カスケードガレージと鉄製カーポートのある外構 | ガーデニングおじさんのつぶやき日記

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苫小牧市を中心にガーデニング・エクステリア工事をやっている中で、日々の出来事や感じた事をだらだらと書いていきます。(参考HP http://www.cgkikaku.com/ 「クリーン&グリーン企画」で検索)

今年の2月の末、新築中の外構見積もりを依頼されました。

ご要望は、カスケードガレージと大雪に強い鉄製カーポート。花壇は不要との事でしたが、ご主人から菜園をと言うご要望。

当初、ガレージ内、カーポート部をコンクリート舗装との事でしたが、予算オーバーとなり、駐車した時のタイヤ下部分をドットペイブとする案に決定。

 

カスケードガレージは NS-2200ワイド 3スパン増設7,260*3,140
引き戸B 686*1697
基礎 フレコン型枠ブロック 地下2段 地上2段 

北海道のガレージで一番重要なのは、基礎工事です。

北海道の場合、冬季間に地盤が凍結して土質によって凍上をします。地盤が凍結する地面からの深さを凍結深度と言います。北海道の場合、おおよそ60cm程度です。

この凍結深度の中に、凍結した時に膨張しやすい材料、粘土、シルト等が含まれると、凍結時に膨張して凍上します。

凍結しても膨張しづらい材料は、火山灰、火山礫、砂、砂利、コンクリート等です。凍結深度の材料をこれらの材料に置き換えると凍上しなくなります。

埋まっている深さが60cm以下の束石や総厚60cm以下の布基礎の場合、凍結膨張しやすい材料を含む部分が凍上してしまう場合があります。凍上量が場所によって異なると、シャッターの開け閉めが出来なくなったりします。

お勧めは、凍結深度までの深さの布基礎です。

今回は、幅50cm、厚さ20cmの基礎コンクリート+

フレコン型枠ブロック150 地下2段+地上2段の布基礎。

シャッター前となる道路縁石の高さを基準として、-60cmの深さで掘削。

掘削終了後、φ10mm の異形鉄筋を配筋。

ポンプ車を使って生コンを打設。

フレコンブロックを4段積ます。

引き戸設置部分のブロック切り欠き部分。

ブロックが積みあがったら、ポンプ車を使って、フレコン型枠ブロックの空洞部に生コンを充填。簡便バイブレーターを使いながら、しっかり充填します。

ガレージの布基礎が完成。

続きは、後程アップします。