制作してから十数年経った木製ウッドデッキ。
腐食が進んで、床板も踏み抜けそうな個所が観られました。
耐久性のあるデッキをと言うご希望でしたので、コンクリートブロックで囲ったコンクリート平板デッキを提案。
既存のウッドデッキには手摺を設けていたので、コンクリート平板デッキに手摺を付けるかどうかと言う話に。
そこで、囲いのコンクリートブロックの高さをデッキ床より高くして腰壁風にする事を提案。
あまり高さを高くすると、リビングから庭が見えなくなる事から、リビング床から40cm,デッキ床から55cmの高さの腰壁を作る案に・・・。当初手摺の代わりと言う感覚から、75cmの高さを考えていましたが、住宅内からの景色を考え、55cmの高さに決定。
既存ウッドデッキの解体は、いつも手伝ってもらっている高齢者コンビが行いました。予想以上に腐食が進んでいて取り壊しは、簡単に進みました。
私は、コンクリート平板デッキの施工に支障となるデッキ前の植物をポットに掘り取り。工事に必要なスペースを確保しました。
自分が作業していた為、写真が取れませんでした。
機械が入れなくて、人力掘削。掘削した土は、N様の了解を得てカーポート部のアスファルト舗装の上に堆積。
鉄筋の配筋をして、生コンクリートを幅50cm,厚さ20cmで打設。
基礎コンクリートの上1段目は、普通ブロック150。2~4段目は、Nネオリブ。その上にNネオリブの笠ブロックを付けます。
階段部分の留めは、ピンコロ90*90*190を設置。
デッキと、階段床は、よねざわ工業の「こもれび」。
奥から階段方向へ、2cm程度の勾配を付けています。
デッキ床から腰壁までの高さが約55cmある目ので、ちょっとした物をデッキに置いても外からは見えません。
階段降り口部は、敷砂利の状態でしたが、G工業さんが在庫で持っていたインターロッキングを敷いてくれました。
工事着手時に掘り取った植物は、株が大きくなっている物もたくさんあったので、株分けや植える場所を考えながらN様がご自分で植えてくださる事に。
コンクリート平板デッキの囲いのブロックをデッキ床より高くする施工は初めて行いました。
今まで、デッキの周りの外側から、デッキに腰かけてベンチ代わりになると言う考えから、囲いのブロックとデッキ床は同じ高さとしてきました。
しかし、囲いのブロックをデッキ床より高くすると、手摺やフェンスの代わりとなる事、またデッキ面から45~55cm位だと、デッキ上でのベンチ代わりになります。
また、囲いブロック天端は15cmの幅があるので、鉢花や置物を置く場所ともなります。
N様には、15年ほど前に園芸店を始めた頃から、庭木を購入して頂きお世話になっておりました。当時庭の工事は、Aブロック興業さんがやっておられました。15年経って見事なお庭となっているのに感心しました。
また、何かお手伝い出来る事があれば、お声掛け下さい。
施工中は、大変お世話になりました。有難うございました。