40代の頃働いていた職場の話です
新人の60代サバ子さん
明るくてサバサバしてるいい人かと
思ったら、とんでもない人でした
まだ、サバ子さんと仲良くしていた頃
に聞いたのですが
サバ子さんのご両親は
ある伝統工芸品の職人さんでした
来る日も来る日も作っているので
サバ子さんはほぼ祖父母に
育てられたそうです
そして、一年の半分は日本中を
「集金の旅」に出かけて留守🚶♂️🚶♀️
今では銀行振込みやスマホでぱぱっと
家でも振込みできますが
昔は家まで行くしかなかったのですね
サバ子さん
口には出しませんでしたが
きっと寂しかったのでしょうね
「常に注目されたい、話題の中心でいたい、褒められたい」
という人でした
でも集金から帰るとお土産がいっぱい
ご馳走三昧で嬉しかったそうです
私の友だちにも家で商売している
人が(A子とB子)いました
二人とも
お金が入ったら後先考えずに
使ってしまうタイプ
A子は両親とも別々のお店を経営し
繁盛していました
とても豊かな暮らしをしていたのに
よく私にお金を借り
ほとんど返してくれませんでした
高校時代なので1000円や2000円ずつ
ですが、塵も積もれば山となります
後に疎遠になりました(^_^;)
B子は学生時代は
一緒に旅行に行く計画をたてていたのに
前払いする旅行代金がバイトで貯められず
もう水商売で稼ぐしかない
と焦っていました
結局親に出してもらったそう
同じく後に疎遠になりました(^^;
私はサラリーマンの家で
父は祖母に仕送りしていたので
節約家の母に従い
慎ましい暮らしをしていました
少ないバイト代から旅行のために
1万円ずつ貯めていました
ガバッと儲けてガバッと使う彼女たち
に少し憧れてもいました
話がそれましたが
サバ子さんの口癖
宵越しの銭は持たない
は生い立ちからきているのかなあ
なんて勝手に思いました
勿論、親が商売していてもきちんと貯金している経済観念のしっかりした子どもに育っている方もいるでしょうが
私の周りにはいませんでした
そしてサバ子さん
婚約破棄したことがある
と教えてくれました
当時はお見合い結婚が主流で
女の人は華道や茶道、料理を習った
後で親や親族が勧めた相手と結婚
することが多かったそうです
サバ子さんも勧められた人と
結納を交わして立派な婚礼タンスも
親が買ってくれたそうです
ところが
好きな人ができて
婚約破棄したのよ
それが今の旦那
え~タンスはどうしたんですか?
なぜかタンスのことが気になりました
タンスは買い換えたわよ
兄に殴られたわ👊
「二度とうちの敷居はまたぐな」って
……
(どうりで実家の話が全く出てこないわけだ)
人生いろいろです
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次は
突然仕事に来なくなったサバ子さん
です
最後まで読んで頂き
ありがとうございました