命日 | 日美楽

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「日」々の「楽」しいこと、「美」しいもの、ちょっとだけ目に留まったもの、そして大切な人たちへのメッセージ…などなど紹介していきたいと思います。どうぞお立ちよりくださいね。







今日9月6日は祖母の命日でした。



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肺がんを患い、壮絶な闘病の後

3年前の今日 ばぁちゃんは亡くなりました。











存在感のとても強い人だったので、

その死は家族・親族・そしてばぁちゃんに近しかった人たちにとって

特別な別れだったと思います。











癌との戦いはとても苦しそうで辛そうで。

亡くなってしまった今、苦しみから解放されてよかったね…


と思う反面、会えない淋しさは未だに変わりません。




そして何より悔やまれるのは

あと2カ月頑張ってくれていれば、ばぁちゃんが長年楽しみにしていてくれた

私の花嫁姿を見せられたのに・・・ということです。







結婚が決まった頃は病状が悪化し始めた頃でした。

それでも旦那ちゃんが実家に挨拶に来た時、

ばぁちゃんは泣いて喜んでくれました。



それからは結婚式まで あと半年! あと3カ月!と

ベットの上で癌と戦いながらも

一緒にドレス選びをしてくれたり、嫁入り道具の家具を買ってくれたり、

結婚の準備をそばで見てくれていました。








私の知る限り、初孫である私の成長で

ばぁちゃんが楽しみにしていてくれたことは

私の成人式の着物姿、花嫁姿、ひ孫を抱くこと

だったと思います。

一つしか叶えてあげられなかった。




ごめんね。











6月の結納では、ばぁちゃんが作ってくれた成人式の振袖を着ました。

成人式から既に13年も経っていたので叫びかなり勇気が要りましたが(笑)




私のお願いで、当日は病院を一時退院し、

ばぁちゃん自身も、大好きな着物で結納をお祝いしてくれました。


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ばぁちゃんと撮った、最後の写真です。



結婚式には間に合わなかったけど

結納でこの振袖姿を見せれて本当に良かった。



闘病中でどんなにか苦しかっただろうと思いますが、

着物を着て、お化粧をして、私が大好きだった

キリっとしたばぁちゃんでいてくれました。






ありがとうはあと♡







そして9月6日未明。


モルヒネで意識がもうろうとしている中、

息を引き取る前にばぁちゃんが最後に口にしたのは

私の名前でした。


何を伝えたかったんだろうと今でも考えずには

いられませんが…

でも名前を呼んでくれて嬉しかった目









「みっともない姿にはならない。」

最後の最後までばぁちゃんらしさを貫いたなぁと

今でもよくみんなで話をします。







あれから3年。

弟も結婚し、楽しみにしていたひ孫も産まれ、

なんとばぁちゃんの息子である私の叔父も結婚し、

3人目の孫までも誕生しました。


私も弟も叔父も、みんなが家庭をもつことができ

きっときっと喜んでくれていると思います。











まだまだ淋しくて、会いたくなることもたくさんあるけど…







ばぁちゃん、いつまでも私たちを見守っていてね。

















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