関東大震災後、朝鮮人の恋人と共に検束、大逆罪で死刑宣告された金子文子。
無籍者として育ち、周囲の大人に虐げられ続けながらも、どん底の体験から社会を捉え、「私自身」を生き続けた迫力の自伝を残す。天皇の名による恩赦を受けず、獄中で縊死。
 
ブレイディみかこの「両手にトカレフ」を読んで、金子文子が気になって借りた本。
 
100年前の日本人の女性獄中手記。
 
読後、感じたのは、やっぱり生きて行く上で、環境って大事だと言う事。
 
極度の貧困家庭の環境で、まともに成長するなんてほぼムリ。
 
親ガチャじゃないけど、一度はハマった負のスパイラルから抜け出すのは、現実の社会では、よほど運がいいか?生まれながら聖人レベルか?戦略的に死ぬほど努力するしか負の連鎖は断ち切る事は出来ない。
 
 
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