重松清・・・きよしこ
 
本の紹介。
少年は、ひとりぼっちだった。名前はきよし。
どこにでもいる少年。転校生。
言いたいことがいつも言えずに、悔しかった。
思ったことを何でも話せる友だちが欲しかった。
そんな友だちは夢の中の世界にしかいないことを知っていたけど。
ある年の聖夜に出会ったふしぎな「きよしこ」は少年に言った。伝わるよ、きっと・・・。
大切なことを言えなかったすべての人に捧げたい珠玉の少年小説。
 
作者自身の少年時代がモデルの少年きよしが主人公。

作者自身も吃音であり、その当時のつらい思い出などを短篇集。

 

今、思い返せば、自分が中学校の時にも「吃音症」の同級生がいた。

小学校は別だったので知らないが、中学校では同じクラスにもなったが、言葉を詰まらせていたのを覚えているけど、自分が覚えてないだけかもしれないが、吃音が原因でいじめられていた記憶はない。

ただ、静かな子だったのを覚えている。

 

きよしこが・・・きよしに言ったセリフが心に染みる。

「抱きついて話せるときもあれば、話せないときもあると思うけど、でも抱きついたり手をつないだりしていれば、伝えることはできるんだ。それが君のほんとうに伝えたいことだったら・・・伝わるよ、きっと」

 

親子でも・・・言葉にすると、どう言って伝えたらいいのかわかない・・・子どもを「ぎゅっ」と抱きしめたら伝わるんじゃないかなぁと思う事がある・・・。

 

 

 

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