何故?
たまにホントにたまにだがこの頃の自分は
思いつきのセンスがあって?良く稽古中でも
本番でも何かがおりてきたかのように面白フレーズやネタが口を吐いて出る
効果音師の役もそうだったと思う
初めから用意された役ではなかった
A君が舞台裏やらを手伝ってくれるという事で稽古場に来て貰った時にどのタイミングだったかは忘れたが(笑)
役者同士が殴り合うシーンで効果音として
殴り殴られの音を声で出して欲しいと無茶振りをした
「ビシッ!バシッ」
「バン!ピチャ」
「プチュ!ドン!グチャ!」

途中で自分が突っ込んだりして…
最初A君は「コレ俺がやるの?」って渋っていたが…

舞台上A君が首から紐がついた板をぶら下げ
そう駅弁屋さんスタイルよろしくスッと入ってくる誰と誰が殴り合ってたかハッキリ覚えてないが兎に角役者同士が殴り合う
最初は普通の擬音で口効果音を使う

ここで思い込みというか不思議な現象が起きる
それは
効果音師が出て来て擬闘に合わせて声を出す
最初はノーマル?な口効果音だが次第に変な声を出して自分が突っ込んで笑いを取る
みたいなのを想像していたのだが
効果音師が出て来て一瞬客席はフリーズしたが擬闘が始まった瞬間
「バシッ」
笑いが然も爆笑が起きたのだ
えっ?嬉しい誤算だった
そうそうなのだ!この効果音師自体が可笑しいワケなのにそれに気づかなかったというか忘れてた(笑)
自分はてっきり変な声を擬闘に合わせて出してからが笑いが起こるとばかり思っていたのだ
参ったネ(笑)
シュール的なネタをやる時は特に普通に普通にやるってことを意識しながらやらないとって思っていたから妙な癖がついてたのだ(笑)
嬉しい誤算…

そっからはやりたい放題受け放題になっていった(笑)
A君の見事な口効果音師
去り際に拍手が来た
嬉しかったネ!
余談だがかなり無理言って頼んだからネ(笑)

そしてステージは
アイドルスター幽霊と女将さんの青春ラブストーリー的なシーンへと入っていった

全てが良い方向へと流れていった






そして…