顔合わせ…
普通なら集会所の一室なんかをキープして
台本やら企画書やらを渡してなんやらかんやら説明して
「それでは宜しくお願いします」
てな段取りを経て
「ではでは懇親会っていうか飲みに行きたいと思いますがよろしいでしょうか?」
てな段取りで飲み屋さんに行くのが通例なのですが良く良く考えたら結局のところ飲みに行くなら時間が勿体ないのではなから飲み屋さんで良いんじゃないかなと思い
省きに省いて最初から飲み屋さんでの顔合わせにしたのよね
本読みは先ず最初に郵送にて送っているので軽く読んで貰っているし先ずは飲みニケーションで互いの息を確認して貰ってから正式に稽古って方が良いんじゃないかなって事で…
「乾杯」
自己紹介のあと何となくの今回のコンセプトを話して
と言っても格別な理由も企画も無く正直に今回に至った理由を話させて貰った
一瞬戸惑った
が悩んでいる事がバレるならしゃべって後で
謝ればいい(笑)
「えっとまぁ知ってるヒトが殆どだと思うんですけど…」
そう
実はオファーかけた時の最初の誘い文句だった(笑)
じゃあ何故改まって喋るのか?
「最初は違う芝居をやる予定だったんですが
御承知の通り役者さんが予定人数に達せず
一回無しにしてゼロからやろうと思い現状
オッケー貰っているヒトで仕切り直しというか
」
ヤバイ!
何か自虐というか仕方ないからやるみたいなニュアンスになってるぜ…
「正直に言いますと最初にやりたかった芝居をやれるまで役者さんを集める事も考えたんですが
なんかその時を待ってたら多分一生やれなさそうな感じがしてH君に相談して書けるかな?ってなってオッケーが出たので取り急ぎ書いて貰ったらことの他中々の出来栄えだったので…」
イカン!
今度はヒトのせいにする感じになってきたぜ
「兎に角このメンバーでやりたかっただけです」
やっと言えた
が
このセリフの頃には皆ビールのおかわりをしていてちゃんと聞こえてなかった?
と
「まっ兎に角やろう!」
年長者のAさんの一言で何故か改めての
「乾杯!」
何でやねん!
でもこの乾杯でヤレる気が何故かした
何故か…
違う意味で息が
あった!
「ツマミ頼んでよ」
なんか分からないが負けじと?自分も声を発した(笑)
そして……