警備員あるある…
「アレッ?無い!」
ある日のこと現場で仕事が終わって自分の荷物を置いておいた場所に行って開口一番
こう叫んだ…
ズバリ荷物が私服やらなんやら入ったスポーツバッグが無いのだ
大抵の場合警備員さんは半分私服みたいな格好で半分制服をバッグに入れて現場に行き半分着替えて半分私服をカバンに入れて自分らの目の届くところに置いておく
終わったら再びそこへ行き着替えて帰る
「すいません監督さん荷物盗まれたみたいです」って言ったら監督さんは…
「あぁそうだ!」
オッ!もしや監督さんが気を利かせて何処かに確保してくれてたのか…
「はい?」
「終わったあと言うの忘れてたんだけど…
」
やはり!流石監督さん!有難いなぁ!
「あと10分くらいしたら回送車が来るからちょっとだけ誘導してほしいんだけど…
遅くなったら残業代出しますんで…」
「えっ?いや…あの…ハイ分かりました…」
なんやねん!
思わず心で関西弁!
仕方なく回送車を誘導して再び監督さんに
カバンの事を言って一緒に探して貰おうと
した時近所の住民らしき奥様がコッチに来て
「あの間違ってたらアレなんですけどあそこに工事看板出してましたよね?」
「ハイ」
「この近所に◯◯◯高校が有るんだけどそこの生徒たちがカバンらしきものを持って走ってったのを見たんだけどひょっとしてあなた方のカバンですかしら?」
「えっ?ホントですか?多分そうですネ!」
「あらぁ…呼び止めれば良かったわね?」
「いやいや大丈夫ですありがとうございます
その辺探してみます大したモノ入ってないんで…」
礼を言って辺りを探した
監督さんは未だ会社で仕事があるので帰って行った
一人で近くにある公園に行って辺り一面くまなく探した
ゴミ箱や茂みの中トイレ至るところを探したが結局出てこなかった
警備員さん達の現場お悩みあるある
先ずはトイレが近くにあるか
食事するところやコンビニがあるか
そして
パイクや自転車の置き場があるか否か
そして何より荷物の置き場があるか否か?
結局のところその日は荷物は出て来ず
仕方なく事務所に連絡してそのまま制服姿で帰る事になった
まぁ明日も同じ現場だし…
結局翌る日自分は制服のまま電車に乗り
現場へと向かうことに…
あぁ!全くついてないよなぁ!
現場近くの公園でちょっと休んでからまた荷物探しでもするか…
飯も酒もしっかり腹に入れて
ぐっすり眠れました(笑)
そして……