柚餅子(ゆべし)とは郷土料理のひとつで、柚子を使った保存食のようなものです。
いまや珍味のような存在の柚餅子、チャレンジしてみましたっ!
今回は「簡単ではないクッキング」です。能勢でたくさん採れたんだけど、どれも小粒。
中をくりぬいてユズの器にします。
中に詰める味噌づくりです。
合わせ味噌、砂糖、米粉を入れて煮詰めます。この米粉がもっちりするのね。
この中に軽くローストした刻んだクルミ、柚子の実の果汁大さじ1、白ごま少々を混ぜます。
ユズの器に詰めます。中にクルミもゴマも入っています。
蒸し器で40分から60分蒸します。
途中です。湯気でぼんやり。吹きこぼれた味噌はぬぐいます。
蒸しあがりました~。蒸し時間は約40分。
キッチンペーパーに包んで干します。
てるてるさん、カチカチになるまでこれから1カ月ほどがんばりましょう。1月半ばでした。
20日目です。少し縮んできたようですが、カチカチまでいきません。
30日目、1個を広げてみました。おおー!
大丈夫、カビていません。
こんなぐあいです👍
もち粉でモチモチしてます。これでも十分おいしい。
おそらくもう少し硬くするんだろうーと、残りの3個はてるてるさんのままで乾燥。
約50日。ほぼカチカチになったので、てるてるさんから柚餅子が登場です。
白っぽく見えるのはカビではありません。
キッチンペーパーがくっついて固まっているのです。
白ゴマを吐き出してます。冷蔵庫で1年も保存できるとか。
切ってみると、柚餅子らしきものになってます。
味噌の味がメインで、甘さはさほどありません。お茶請け、おかず、酒のあてなどになりそうです。
海月さんが「柚餅子を作ったことがあります」とコメントに書いておれらたので、最後に残っていたユズでやってみました。
そして「くるみゆべし」はくるみを使った餅菓子です。
くるみゆべしは、東北で「柚子の産地から距離があり材料として使われにくかったため、材料として入手しやすかったクルミを入れて作った」のが始まりだとか。
白玉粉かモチ粉に砂糖、醤油少々、炒ったクルミ、水を入れてレンチンするだけ。ほぼ4分。
柚餅子に比べてなんと簡単なこと。
片栗粉をまぶしてます。
片栗粉が多すぎました。クルミがいい仕事してます。
このお菓子は市販でも簡単に手に入ります。
柚餅子づくりは、雨の日は部屋の中で待機させるという、毎日天候に向き合う日々でした。
2月に暖かい日が続き、干している日が長く要ったようです。
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