高校野球の「留学生」には規制が必要ではないでしょうか | 徒然なるシニアブログ

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今年も「暑い夏」が終わりました。

その「暑い夏」を演出したのは島根県の大社高校と京都の京都国際高校だったと思います。

 

大社高校は人口の少ない県の公立高校で、ここまで活躍できるとは思ってもみなかったでしょうね。あの報徳学園を破り、創生館、早稲田実業を破り、島根県民は総立ちの熱狂だったと思いますが、残念ながら、鹿児島代表の神村学園に負けてしまいました。でも、ここまでの戦いは、あの徳島・池田高校の再来のような感じでした。これが高校野球ですね。

 

そして、優勝は京都国際高校でした。関東第一高校との決勝戦。誰もが関東第一が有利と思っていましたが、「好事、魔多し」で、最後のタイブレークで敗れてしまいました。

 

その京都国際高校に対して、ネット上で心無い言葉があびせられました。学園の成り立ちが韓国民族学校として始まりで、校歌が韓国語だったので保守の日本人が差別的発言を行っていたということです。

 

でも、調べると2004年から日本人の受験も認められ、文科省から正規の学校として認可されていますので問題ないのですが、どうも嫌韓派の日本人が騒いでいたのでしょう。野球部のメンバーも名前からして日本人の高校生がほとんどだと思われます。いつの時代でも、嫌韓、嫌中の人は少なからず存在します、悲しいことに。

 

私は学園の創立の経緯なんか関係ないと思いますし、ほとんどの人がそうだと信じたいと思います。それより気にすることがあって、それは「野球留学生」のことです。

 

ほとんどの甲子園強豪校は野球留学生が多くいます。かつてのPL学園、そして大阪桐蔭など、核エリアで強豪と言われている学校がそうです。

 

今回の神村学園もそうです。ネット上での記事で、神村学園はメンバー20人のうち17人が県外からの「野球留学生」のようです。

 

学校は知名度を上げるために高校野球を、悪く言えば「利用」していると思われても仕方ありませんね。「野球留生」はそれとは関係なく、ただ甲子園に行きたいがために、この学校を選んだということでしょうが、地元民からしたら、なんだかなぁ~とい感じでしょう。

 

やはり、高校野球で応援しがいのあるのは地元出身の部員が多いということだと思います。他の県の出場高校を見て、知らない学校が急に代表になったときは「野球留学生」が多く、地元とは距離を感じるのではないでしょうか。

 

そこで、メンバーに「野球留学生」は3人までという規約も作ったらどうでしょうか。そうしないと、故郷代表のイメージが消えていくようで寂しい気持ちになります。どうでしょうか。