七夕に間に合うように舞織り機を紹介すると言って、今回が最終回です。もう7月4日。

  証文の出し遅れですが、間に合う方がいたらうれしいです。

 コットンの糸を使います。120センチほどの経糸を10センチ幅に張って、10センチ四方のコースターを織ります。所要は1枚45分間。1回の糸張りで5、6枚作れます。

 

1.経糸を準備します。

  経糸を強く張って、横糸だけが見えるように織るので、経糸は生成りのコットンか水糸を使います。今回はコットンです。

  座卓の長辺の端に糸を14回巻き付けて、端で切ります。120㎝×2の経糸を14本作りました。

 

2.経糸を糸巻き棒にかけます。

  糸を二つに折り揃えて、糸巻き棒にかけます。

 

 

3.筬夢(おさむ)に筬通しを使って、経糸を通します。

  真ん中の1番から左右の7番目までの綜絖に経糸を通します。織り幅は10㎝になります。

筬通しは、細いピアノ線と割り箸で手作りしました。

 

4.布巻き棒に経糸の端をきつく巻きつけます。

  28本の糸の張りが均質になることが肝心です。

   4枚目の厚紙しか見えない😢

 

5.1センチ幅の厚紙を4枚織ります。

  経糸の間隔が、筬夢の目と揃うように、徐々に広げます。

 

6.さあ、織ります❣

  筬夢を左手でかるく押し下げて、右から左へ杼を通します。

                                ☟ここを左手で軽く押し下げています☟

     

  筬夢を綜絖台に乗せて、左手で左から右へ杼を通します。

 

      

      綜絖台の高さは24センチです。

 

 台に乗せることで、『右手で筬夢を持ち上げながら左手で杼を通す』難しい両手動作が不要になります。

 また綜絖台を使うと、片麻痺の方でも簡単に織ることができます。老人ホームでは、簡単に素敵な織り物が織れて、ご本人もご家族も涙を流して感激されていたそうです。

 

  ①と②を繰り返します。横糸をトントントンと強く打ち付けて、経糸を見えないように織ります。

    約1センチ織るごとに、横糸の色を変えてみました。

 

10㎝のコースターが織れました。

   

 

7.経糸を4本ずつ束ねて縛ります。

  フリンジの長さを好みに合わせて切りそろえて完成です。

 

  なお毛糸を使って、経糸も横糸もみえる平織りにすると、15分ほどで1枚が織りあがります。

 

  郷里の七夕は8月7日です。それには間に合いますね。ほっ(*^-^*)