リヤハブベアリング交換 DR30 スカイライン | ガレージきくちのがらくた箱

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GC8インプレッサのメンテやクルマのメンテナンス
旅のブログです

 

どうもガレージきくちです

 

 

 

気がついたら

 

2週間枠で

 

色んな事してる

 

DR30

 

スカイライン。

 

 

 

 

前回まではコチラ

 

 

 

 

 

 

 

今回は点検中に

 

発見した

 

左リヤのハブベアリングの

 

ガタ

 

 

それほど酷くは

 

ないものの

 

ガタがあるのは確か。

 

 

部品の確認したところ

 

部品も出るみたい。

 

 

オーナーさんに連絡したら

 

交換して、との事で

 

 

部品を取り寄せて

 

交換開始。

 

 

 

 

ドラシャを外す都合上

 

デフオイル抜きます。

 

 

ただ、これも元々の

 

依頼作業だったので

 

良いタイミング。

 

 

 

ドレンの鉄粉は

 

キレイなもの。

 

 

 

付着も少なく

 

 

 

廃油も

 

金属粉も少なく

 

問題なし。

 

 

 

ブレーキを

 

バラしていきます

 

 

 

ハブを

 

持って動かすと

 

やはりカタ、カタと

 

少し動く。

 

 

 

ドラシャを外しに

 

かかりますが

 

長年の汚れが

 

溜まりまくってるので

 

 

 

先に、

 

パーツクリーナーや

 

アルコールで洗浄していきます。

 

 

 

ようやくキレイになった所で

 

ボルト・ナット外して

 

切り離します、、、

 

 

 

 

で、ここで

 

少し悩みました。

 

 

同じ足回りの

 

S12シルビアでは

 

普通に外れたのに

 

スペース不足なのか

 

ストロークスペースが足りないのか

 

普通には抜けない、、、

 

 

しばし考えて

 

アームを持ち上げて

 

スペースを作って

 

外れました。

 

 

 

部品図で構造は

 

わかってるものの

 

何分、資料がなく

 

やるのは初めて。

 

 

外側から刺さってる

 

ハブとシャフトを

 

内側からコンパニオンフランジで

 

固定してる造り。

 

 

 

 

27mmのナットだし

 

そんなに固くないだろと

 

外してみたら

 

固かった、、、

 

 

感じとしては

 

経年なのか

 

それとも300Nmくらいな

 

締めつけトルク?

 

 

 

 

フランジ側のナット外したら

 

ハブ側は

 

スラハンで引っこ抜きます。

 

 

それほど圧入は

 

固くなく

 

割合簡単に外れました。

 

 

 

 

外したフランジと

 

ベアリング間の

 

スペーサー

 

 

 

インナーとアウターで

 

バラバラになるのかと

 

思ったら

 

普通にアウターレースごと

 

抜けたハブ。

 

 

まだ黎明期の

 

ハブベアリング

 

普通のボールベアリングが

 

使われてます。

 

 

 

内側のベアリングとの間には

 

潤滑と放熱のための

 

グリスがこれでもかってくらいに

 

詰め込まれてます。

 

 

交換履歴がないなら

 

グリスって40年も持つのか~

 

 

 

グリスをひたすら

 

取り出したら

 

内側のベアリングを

 

叩き抜きます。

 

 

現在のクルマのように

 

Cリング等の

 

抜け止めもない造りなので

 

外側のオイルシールごと

 

抜きます。

 

 

 

そんなに固くなく

 

抜けました。

 

 

 

内側から

 

 

 

抜いたベアリングと

 

オイルシール。

 

 

 

とりあえず

 

バラし終わったところで

 

清掃に入ります。

 

 

やっぱりサビが

 

それなりなので

 

 

 

清掃と

 

サビを簡単に落として

 

 

 

とりあえず

 

サビ止めの塗装。

 

 

 

乾燥時間を

 

取らないといけないので

 

塗れるものは

 

先にまとめて

 

塗っておきます。

 

 

 

フランジは

 

わずかなグリスにじみが

 

40年呼び寄せたのか

 

 

 

砂やゴミとか

 

シャシーブラック?が

 

積層されてるので

 

 

清掃というよりは

 

途中から

 

スクレーパーで

 

削り落としました。。。

 

 

 

 

だいぶキレイになりましたので

 

 

 

ユニクロメッキのところは

 

透明なシャシーコート剤

 

下側は

 

シャシーブラックで

 

サビ止め塗装。

 

 

 

乾かしてる間に

 

外側のベアリングを

 

抜く手段を

 

考え中。

 

 

 

 

圧入がそれほど固くなかったので

 

プーラーを万力に固定して

 

叩き抜きました。。。

 

 

 

ハブ自体は絶番ですが

 

それ以外は

 

純正部品で出ました。

 

 

ホームセンターでも

 

売ってるただのボールベアリングなのが

 

黎明期のハブですね。

 

 

この後

 

与圧式の

 

テーパーローラーベアリング

 

さらにボールベアリングへと

 

進化し

 

ハブの寿命が

 

作業者のレベルで左右されないように

 

今はハブとベアリングが

 

メーカーで組まれた状態で

 

ASSYで供給されるようになった

 

歴史がありまして

 

 

自分で直せるけど

 

寿命が短いのから

 

自分で直せないけど

 

寿命が長いへと

 

日本車が

 

ひたすらメンテナンスフリー化を

 

目指した歴史を

 

感じられます。

 

 

 

 

 

 

 

さて組み込みは

 

このスペーサーを

 

忘れずに先に組んで

 

 

 

外側のベアリングは

 

シール面を外側に組みます。

 

 

ハブの外側の

 

シーリングは

 

なぜかベアリングに

 

負わせる設計。。。

 

 

 

 

整備解説書が入手できなかった

 

今回。

 

 

先達の少ない情報

 

 

けっこう調べたけど

 

 

ベアリングを

 

アーム側に先に打ち込むやり方と

 

 

ハブ側に圧入するやり方に

 

分かれてましたが

 

 

今回、バラすときに

 

スラハンで抜いた時に

 

アウターレースごと抜けたのを見て

 

圧入がインナーレースのほうが

 

きつそうかなと思い

 

 

ハブ側に圧入するやり方を

 

採用。

 

 

 

ハブシャフト側の

 

準備ができたので

 

内側のベアリングを

 

取り付けていきます。

 

 

 

まずはベアリングを

 

打ち込んでいきます。

 

 

 

完了。

 

 

 

オイルシールも

 

打ち込みます。

 

 

 

内側が準備出来たら

 

 

 

グリスを入れていきます。

 

 

 

ハブシャフト側にも

 

グリスを塗って

 

 

 

ベアリング間の

 

スペーサーを

 

入れます。

 

 

 

で、ナット締め付けの

 

圧入か悩んだのですが

 

この状態だと

 

そもそもナットを締め付けられないので

 

 

プラハンで打ち込みました。

 

プラハンで

 

叩く程度で

 

入りました。。。

 

 

 

 

で、ハブのナットの

 

締めつけデータがない、、、

 

 

知り合いにも

 

何人か連絡してみましたが

 

自分と同世代だと

 

皆やったことない、、、と。

 

 

ま~そうだよね~

 

経験上

 

200~250Nmくらいじゃないかな~と

 

いう事で

 

 

 

200Nmで締め付けてから

 

250Nmで増し締めして

 

終了。

 

テーパーベアリングではないので

 

ベアリング間にスペーサーが入って

 

寸法は変わらないハズなので

 

問題ないハズ。

 

 

 

とりあえず

 

ハブベアリング自体の

 

交換は終了したので

 

 

 

戻していきます。

 

 

 

汚れてる部品の

 

洗浄が

 

一番、時間がかかるのは

 

O/H作業の

 

仕方ないとこだけどね

 

 

もう世間的に

 

旧車になりつつあるクルマを

 

メンテする機会が

 

多い現在

 

ショットブラストの設備が

 

欲しいと思う最近。

 

 

 

洗浄終了。

 

 

 

ドラシャ取付。

 

ハブがキレイ(^_^;)

 

 

 

ドラシャつけたら

 

デフオイル入れます。

 

 

この車両は

 

モチュールでも

 

問題ないってことで

 

モチュールの

 

ギヤコンペティション

 

 

 

このデフキャリアって

 

ウチのインプと一緒の

 

R180かな

 

R200じゃないと思うけど

 

デフカバーが

 

LSDの刻印あって

 

穴位置が少し上がってるのよね

 

おかげで

 

デフオイルが

 

1,2L位入る。

 

 

このカバー使えば

 

デフオイル量増やせんじゃんって

 

思ったものの

 

 

ま~そもそも

 

カバーが手に入らないよね、、、と(^_^;)

 

 

 

 

という事で

 

試行錯誤しながら

 

交換した

 

ハブベアリング。

 

 

 

 

やっぱり

 

やった事ない

 

初めてやる作業は

 

楽しいね

 

 

 

 

 

 

でわまた