スイス製のバルブシートリフェーサーを導入しました。
当店ではシリンダーボーリング、バルブやガイド製作を除いて、エンジンオーバーホールの全行程を自社でおこなっています。
4サイクルエンジンの肝となるバルブガイドやシート加工もその一つです。
CBX400F バルブシート研磨
これまでより高い精度で作業できるほか、効率化がはかれます。
バルブシート修正では対応できないケース
バルブシート(シートリング)に凹みがある場合、シート研磨では対応できない事があります。
陥没したZ1のバルブシートリング
凹んだところから圧縮漏れするため、バルブが密閉できません。
名前のとおり「バルブシート」は指輪のようなリング状の部品が圧入されています。交換する場合、リングをいったん取り外して、圧入し直すことになります。
ちなみに
凹んだ部分を研磨で対応しようとすると、シート部分を削りすぎてしまい、燃焼室の圧縮が下がります。
シート研磨は、やりすぎてもいけないわけです。
旧車の場合、エンジンの製造段階で状態が良くないものもあります。
(バルブガイドが、まっすぐではなく、斜めに圧入されている事もめずらしくありません)
当店では、シリンダーヘッド面研、ガイド交換、シートカットなど、部分的な加工業務も対応可能です。
(シリンダーヘッド丸ごと仕上げることも可能です)
バルブや、バルブガイドのワンオフ製作も対応しています。
有限会社ガレージ湘南