GSX-R750 K7 2007年モデル

 

不動車修理・ユーザー車検代行のご依頼。

 

6年ほど不動の状態。ジムカーナで使用されていた車両です。

 

GSX-R750 不動車 車検代行

 

GSX-R750 不動車修理

 

GSX-R750 オーバーホール

 

GSX-R750 不動車修理

 

ブレーキは前後とも、まったく利かない状態。外装は比較的、悪くないように見えます。

 

が、

 

ガソリンタンクが大変な事になっていました。

 

GSX-R750 ガソリンタンク錆とり

 

粉状のものは、腐ったガソリン。強烈な臭いがします。

 

GSX-R750 ガソリンタンク錆とり

 

土のように見えるのは錆。タンクを振ると、シャカシャカと音が鳴ります。

 

GSX-R750 K7 フューエルポンプ

 

こうなると、フューエルポンプ(電磁ポンプ)は要交換です。

 

(写真は清掃後のフューエルポンプ)

 

GSX-R750のフューエルポンプは、純正新品で約8万円ほどします。

 

ガソリンタンクは、うまく錆が取れれば、使用可能です。もし、錆が残ってしまうと、フューエルポンプの不具合や故障につながります。

 

(キャブレター採用のバイクも理屈は同じ)

 

まずは無事、タンクの錆が除去できるかどうかといったところです。

 

ガソリンタンク 錆取り・コーティング後

 

ガソリンタンク 錆除去

 

無事、使用可能なレベルまで錆が取れました。同時に防錆コーティングが施してあります。

 

錆だらけのフューエルポンプも交換。

 

バッテリー交換、配線を修正すると・・・どうにかエンジンがかかりました。

 

Frando マスターシリンダー

 

フロントブレーキのマスターをFrando(フランド)に交換。ブレーキホースも取り直し。

 

Frandoは台湾に本拠を置くブレーキメーカー。ブレンボキャリパーのOEM供給をおこなっている。近年ではドゥカティやMVアグスタなど、高級車のカスタムで広く用いられるようになった。

 

ヘッドライト、ウィンカーを手直しして無事、車検をパス。

 

納車すると、お客さまは大喜びでした。

 

追記:

このように不動車の修理やレストアは、現車を見て始めてわかることが多々、あります。問い合わせで「実際にバイクを見ないと金額はわかりません」とお応えしている理由が、ここにあります。

 

※当店はメーカー不問です。DUCATI、トライアンフ、BMW、アプリリアなど外車も国産車と同じ料金で承ります。

 

有限会社ガレージ湘南

 

 

 

旧車ライフお役立ちコラム
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