今年からスーパーGT選手権で
ホンダGT500のベース車両となっているシビックですが、
我々世代からすると、
シビックと言えばEFかEGと決まっております。(汗
はじめてお預かりするEG6シビック。
レッカー車にて運ばれて来ました。
他社にて車検を受けた時期から、
度々点灯するエンジンチェックランプが再度点灯。
不安になり念のためにレッカー車で運ばれてきた次第です。
調べてみると、自己診断にてO2センサー不良と出ており、
症状から見て内部ヒーターの断線と判断。
事前の点検にて準備していたサーモユニットや、
ラジエーターファンスイッチも交換します。
で、修理したらしいスプールバルブ周辺のオイル漏れも、
かなりの漏れがありましたので、こちらも修理します。
スプールバルブパッキンとサーキュラープラグを交換。
平成7年式ですが、
タイミングベルトを交換した履歴が無いので、
これを機会に交換ご希望との事。
早速分解に取り掛かります。
う~ん。古そうなタイミングベルト・・・
距離は11万キロちょっとですが、29年頑張ったので交代。
タイミングベルト交換中に気づいたのが、
パワステポンプからのオイル漏れ。
車検時に修理?したらしいのですが、
一部は分解できなかったとの事で、
それが原因かはわかりませんがオイルが漏れていました。
オイル漏れでスゴイ汚い状態でした。
出来る限りきれいに清掃します。
タイミングベルトが外れて、
ウォーターポンプも交換します。
うっすらと冷却水が漏れた痕跡あり。
パワステポンプも、部品がある内にすっきり直します。
おおよそ部品が外れたら、ひたすら洗浄。
古いオイルシールが付いている時に
ウォーターポンプを交換。
新しいウォーターポンプが付いたらオイルシールを交換。
カムシャフト側もオイルシールを交換。
ベルトテンショナーも新品にしてタイミングベルトを装着。
タイミングベルトのホンダ純正品は生産終了でした。
社外品で対応しますが、
社外品だからといって性能や耐久性が落ちる事はありません。全く問題無しです。
クランクプーリーボルトを規定トルクで締め付け。
タイミングベルトを正規に取り付けたら、
バルブクリアランスの調整。
パワステポンプのOリングやシール類も揃ったので、
組上げていきます。
パワステポンプASSY完成。
距離・年式からして、
クーラーベルトのアイドラプーリーベアリング不良が予想されます。
ベアリングを新品にして取付け。
Vベルト類も亀裂が多数ありましたので、
3本全て新品にしてあります。
修理した方が良い箇所がまだあるのですが、
部品供給が途切れない間に徐々に直していきましょう。
おわり。