また車の下敷き事故が | 我楽多車庫(ガレージガラクタ)

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昔国産車ディーラー勤め、現在は自営業主です。

3月9日午後1時過ぎ、大分市の自動車販売店で経営者の77歳の男性が車の下敷きになり病院に搬送されましたが死亡したそうです。

 

警察は車の部品を交換しようとしてジャッキが外れたと見ています。

 

 

また、車のプロによる下敷き事故が起きてしまいました。

 

詳しい状況はわかりませんが、どうやらパンタジャッキだけで上げていたらしく、車どめもウマもかけてはいなかったようです。

 

それだと少しでもタイヤが回転した拍子に車体がズレてパンタジャッキは倒れますよね。

誰かがジャッキや車体にぶつかっても、強い風で揺れても倒れます。

 

町中では個人店のタイヤショップや中古車展示場などでは、結構ウマをかけずに車どめもせずにガレージジャッキでジャッキアップしているのをよく見かけます。

 

それ本当に危険ですから。

 

今まで事故が起こらなかったから大丈夫という過信(油断)が重大事故につながるのです。

 

僕も一人で整備しているので、車の下敷きになったら確実に死にます。

助けが来ませんから。

 

だから絶対に落ちないようにして、万が一の時でも助けを呼べるように携帯電話とともに車の下に潜ります。

過去にウマの溶接がはがれたことや、ガレージジャッキが破損して車が下がったことがあります。


まぁ万全な体制で臨んでも、暴走車が道をそれて整備している車にぶつかったりしたらダメでしょうけれど。

 

僕が言いたいことは、

 

死ななくていい人が命を落とさないで欲しい

 

という事。

 

この機会に僕の仕事について少し話しますと、僕は以前お話ししたように人のご供養のお手伝いをする仕事です。

 

だから誰かが亡くならなければ仕事は入って来ません。

それでもできるだけ死んで欲しくはないのです。

 

これまで沢山のご不幸に接してきた中でも、不慮の事故や自死というのは残されたご家族がとてもかわいそうです。

 

お別れの時間も言葉もなく、突然一人で逝ってしまう。

 

どういう死に方だからいいという事じゃないのだけれど、まだまだこれからも続くはずの人生を、自分の不注意などで終わりにしないで欲しいのです。

 

自分が死んでしまうとわかったら誰だってそんな手抜きはしないと思います。

本人が一番悔やんでいることでしょう。

 

こういう事故はもう二度と起きて欲しくはありません。

 

故人様のご冥福をお祈り致します。