燃料ポンプの故障 | 我楽多車庫(ガレージガラクタ)

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昔国産車ディーラー勤め、現在は自営業主です。

燃料ポンプの故障によりエンストしたところに他車が衝突する事故があったと報道されています。

 

もちろん不幸な事故でありそれについては同情致します。

 

ただ、燃料ポンプって結構壊れるものですよ。

 

その事故に遭った車や他にも報道されている車が、どのくらいの走行距離なのか、製造から何年経っているのかわかりませんが、一般的に言うと、古い車や多走行の車は壊れる確率高いです。

 

僕の所有した車の中では過去にゴルフ3とポルシェ944は壊れましたし、マツダのカペラカーゴもそれが原因と思われる同様の症状が出ました。

 

ちなみにドイツ車で使われている昔のボッシュ製燃料ポンプはまぁ壊れるでしょうねって思ってます。

 

ドイツ車やボッシュに限らず、これまで乗ってきた自分の車で考えると10台に1台以上の割合では壊れてますかね。

 

その数字って結構大きいですよ。

 

1/10台って、例えば1000万台あたりにすると100万台も壊れる。

 

だから僕は経験上、燃料ポンプはタイヤやブレーキパッドやブレーキローターと同じように単純に消耗品だと思っています。

 

実際ドイツ車の設計は、消耗部品を交換するサイクルが早く、それによって車自体を長く乗り続けられるようにしてあるから。

 

もちろん、新品の燃料ポンプ自体に不具合や欠陥があってはいけません。

 

それによる事故はユーザーにはどうしようもないから。

 

けれど最近のものは過剰気味な報道と思えます。

 

まず第一に、燃料ポンプは壊れるものです。

 

マスコミの方が聞きなれないパーツだと思うからこんな風に報道しているのではないかと。

 

ホントに良く壊れます。