エンジン慣らし | GARAGE-ANNEX

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エンジンオーバーホール後は慣らしを行います。

人それぞれこだわりの慣らし方法あると思いますが、当社の場合はエンジンの現車合わせセッティングまで行う場合はこんな感じでやってます。



先ずはアイドリングで6時間位掛けて初期馴染み付けます。


冷間始動、暖気補正、アイドリング時の空燃比やISCVのセッティング、電動ファン、エアコン付きの車両は作動チェックとアイドルアップの設定も行います。




後は高速道路で実走行慣らしします。この車両はA/F計付いてましたが、確認し難い所に付いていたので、モニター設置して慣らしします。


元々当社でLINK ECU制御にしてある車両ですが、今回エンジンの仕様が変わるので、慣らししながらその回転領域のセッティングも行ないます。


先ずは3500回転キープで100キロ、4000回転キープで更に100キロ走らせます。ギア比にもよりますが、速度超過しない様にギアを選択して走行します。


その後の100キロは前後に注意しながら、速度落としてアクセル開度50〜60パーセントで4500回転まで負荷掛けて加速、減速繰り返して当たり付けて行くイメージです。当然法定速度以内で行うので回転上がる部分はギア比にもよりますが、首都高だとほぼ3速ですね。ひたすら繰り返す訳ではなく、一定走行していて周りに車がいなくなったら、加減速する位です。


300キロ超えたので、5000回転まで同様に負荷掛けて当たり付けして400キロまで行ったので、実走行の慣らしは完了。


後は、インナーサイレンサー外してダイナパック上で慣らしの仕上げしながら、最終的に全開領域のセッティングします。


ダイナパック上だと設定した回転に固定出来るので、負荷が掛けっぱなしに出来る為、慣らしも短時間で完了します。エンジンベンチと同じイメージですね。


実走行のみでオーナー様に慣らしして頂く場合には、1000キロ目安の慣らしメニューでお願いしています。



明日は出張作業の為定休致します。

先にAE111を現車合わせセッティング行ないます。