24-07-01 発掘 | ヤマダ・マサミ ART&WORK 検:ヤマダマサミ

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主に仕事に関わる、特撮、怪獣がらみのブログです。
ときどき、猫が登場します。

24-07-01 発掘

日劇ゴジラの同人誌、ぼくのトクサツ物語シリーズの別冊として、タイトルを<ゴジラ映画大全集 上映中!有楽町 日劇>で行こうと思います。長いですよね。毎回。

商業誌で出すとしたら<'79日劇ゴジラ映画大全集>でも長いと怒られますが、私家本ですから、そのときにいいなと思った言葉を育てたいと思っているのです。

原稿を下さる方は、画像も写真も、今月10日ぐらいを締め切りとして下さい。あと9日です。よろしくお願いします。

本文が終わって、コラムを書いています。

 

それで問題は、当時の写真がどれくらい集まるかなんですが。ポスターなんてブローニーのポジで複写してあるのに捜せません。もうポジなんて使いませんから数年後はゴミですよ。

押し入れを捜すのに押し入れの手前を片付けないといけない。それで半日。

欲しい物はなくて、ああ、これはなんだ。これはあれだ。といちいち用のない写真に見入ってしまうんです。進みません。疲れるだけでした。

 

本多監督のお宅で初代「ゴジラ」の絵コンテを複写したネガが出て来たんですが不揃いなんですよ。誰かに貸したままなのかな。もう戻って来ないんでしょうね。こんなのもいつか廃棄物です。

と言うか、いまネガって焼けるんですか?

 

忘れないうちに、話のネタ。最初の画像。

成田さんのデザイン画で本に載ってない物。

イカルス星人はの当初は「宇宙囚人303」「キュラソ星人」で棒が引かれて修正。画集ではこの重要な部分がカットされました。

成田さんの話ではシナリオに合わせたデザインは日程的に無理なので、先にいくつか描いて、シナリオが上がって見合ったデザインを割り振った。との事。

ただこのイカルス星人の絵は、まさに吸血コウモリで、本当はこっちがキュラソ星人ですね。成田さんの字で修正してあります。

同じ事例で、ゴドラ星人とペガッサ星人もデザインが当初はてれんこでした。

この写真は高山さんが毎回、成田さんのデザイン画を複写していた物。

安井さんは、出来るだけ原画が残っていないものをその複写から選出していますが、載せきれないものがいくつかあります。

青森美術館が出した図録では、原画にこだわったのか、複写はオミットされました。

右上、ガブラ側面図。その下、ギラドラス顔のアップ。下、グモンガの左の絵、側面図が載っていませんでした。

ギラドラスの頭部、すごいですねぇと言ったら、学生にやらせたら手に負えなくなって帳尻合わせで完成させたので、高山さん的にはあまり良くないそうです。

 

森永奈緒美さんの写真がたくさん見つかった。

84年のシャイダー撮影中の頃で、取材したときのポジとネガ、紙焼きたくさん。なんの本だったか題名を覚えていないんですが、あと富永みーなさんも取材しています。

それで森永さんのファンだという同年代のマンガ家が取材に同席したんですが、数年で亡くなってしまった。集合写真を見ると、小橋さんまで居るので、ぼくが誘ったんですね。

素顔の森永さんは妖精のように可愛いかった。ちょうど40年前ですね。