23-12-31 大晦日 | ヤマダ・マサミ ART&WORK 検:ヤマダマサミ

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主に仕事に関わる、特撮、怪獣がらみのブログです。
ときどき、猫が登場します。

23-12-31 大晦日

日付が変わる前に投稿したかったのですが、間に合いませんでした。

新年の挨拶は改めて。2023年はお世話になりました。

本当にぼくのような偏屈な人間が言うのもなんですが、すべての人に感謝しています。ありがとうございました。

新年度もどうか、よろしくお願いします。

 

前代未聞のコロナ禍の3年間。しかし戦争を体験した世代はもっともっと厳しい時期を過ごしたわけですから立ち止まることなくどんどん前へ進まないとバチが当たります。

この3年で学んだ事は平和と繁栄こそが未来をさぐる最大の武器だとしんそこ知らされたわけです。いまの暮らしを守らないといけません。

そして、早く世界の戦火が消えますように。2024年は少しでも、いまより良い日が続きますように。

 

振り返れば、コロナ禍と言われイベントがなくなって、ソフビの生産が止まった時は死活問題でした。ぼくが関わっているサルジルシ、山吉屋は個人商店ですから覿面に響きました。よくしのいだと思うんです。

またその厳しい時期に仕事をくれたメディコムトイとスパイラルトイには感謝しかありません(一緒に組んでくれたNAGNAGNAGの新井さんに黙祷します)。

持続化給付金が出たおかげで、同人誌を出す切っ掛けを掴めた事はぼくにとっての天佑神助でした。人生はお金ではないと言いますけど、それはある程度暮らしに困っていない人の言い分です。低所得者においては、家賃と食費、光熱費をどう稼ぐかが試練のようにのしかかります。

もはや奴隷のよう。お金を欲するのは決して経済に溺れているわけではありません。生きていく最低限の意志、頑張り、熱量なんです。

第一、現在の日本人がヒエやアワで生きていけますか。そもそもヒエやアワより米の方が安いですよ。

生きる糧って人それぞれです。ぼくは趣味を仕事にした人種ですから、生きている間じゅう趣味と仕事をやり続けます。

ぼくには体力がありません。世間一般を相手にしては不器用すぎます。免許もありませんし集団作業が出来ません。だからしがみついてでも自分がやれる事をやり続けるのです。

 

持続化給付金は助かりました。同人仲間が尻を叩いてくれました。あの時代からずっと同人誌を続けている人には勇気づけれられました。

なにより印刷環境が昔よりはるかによくなっている。手間を惜しまなければプロはだしの本を作れる。

<ぼくのトクサツ物語>シリーズは2年間に10冊出せました。

去年のいまごろ11号目を書いていました。が、あろうことか、コピペをぼんやりやってしまって、全体を選んで上書き保存。文庫本1冊ほどの文字が一瞬に消えてしまった。笑うしかない有り様。

4月、まんだらけが中野サンプラザ開催の最後のイベントをやるのでソフビの別冊号を出す予定でいて、シフトをそのままその路線にし、気分転換をかねて、別冊号を3冊出しました。今年はこの3冊だけです。

来年は、ぜひ11号の再挑戦を。

あと別冊はゴジラと混載ものを考えています。海外玩具もいつかやりたいです。

ワルキューレストアで、別冊1号が完売しました。3刷をせずに1号と2号との合本を出来たらと思っています。朝日ソノラマがファンコレの1と2を合わせて出した<ウルトラマン白書>や、ハッピーモンスター編集の<愛蔵版 聖咲奇>シリーズのような感じで。

 

長い文章を書くと読んでいられないと怒った人がいました。宣伝を繰り返すとしつこくて不快だと指摘する人もいました。

ぼくはあまりブロックはしない方向でいました(10人に満たないです)。が、この歳で相手の顔色を伺ったり、殴り合って仲良くなる、なんて有り得ない事なんです。相性が悪い相手とは、右に左に、方向を変えて生きていきましょう。それが最良。

 

 

晦日午前中に降った雨にまったく気がつかなくてドアを開けたら路が濡れていました。

部屋の3匹、外の通いの2匹のためにまだまだ力をこめないといけない。来なくなった猫がもし誰かの家の猫になっていてくれたら、こんなに嬉しい事はない。でも現実は厳しいばかり。現実を見ない限り夢なんて語れません。

 

 

 

<画像>

2023年の自分史のいろいろまとめました。

 

 

○鎌倉行き、二瓶さん詣で

この夏は、二瓶正也さんが亡くなっての三回忌。追悼記事を書いて以来、二瓶家と縁が出来て3回鎌倉へ詣でました。小高い丘の上にお墓があります。東宝ニューフェイス15期デビューの同期ビンさんが何度も伺った二瓶さんのお宅で、仏壇に手を合わせました。イデ隊員やすらかに。

1月。鎌倉行きなのでウルトラマンとも縁がある大仏さまに額づきました。お墓へ赴き合掌。二瓶さんが愛したバーを長女の加月香さんが前任者から引き継いでいた、Frank`sで乾杯。一緒に行った沖田さんがこの2週間後急逝。ハーフの沖田さん、同じ境遇の二瓶さんの墓前に手を合わせて感動していました。人の運命なんて摩訶不思議です。

4月は二瓶夫人であるカメラマン福島晶子さんの個展を観に四谷の画廊へ。

8月。有志と共にビンさんとお墓参り。緩いんですが、墓地へ通じる坂道がなかなか、なかなか。人生の上り坂。みんなであの青春の坂道をもう一度。ひーひー言いました。忘れる事が出来ない思い出です。

11月。二瓶家でガーデンパーティ。トンビが旋回。二瓶さんが覗きに来てくれたのかな。鎌倉。また行こうと思います。

 

 

 

○大興奮、Bin Furuya`sイベント!

ビンさんのイベントの現場へ復帰しました。裏方なのであまり自分の写真は撮りません。目まぐるしい忙しさでした。でも動き回ると楽しい。そして本番の緊張感と達成感。ビンさんのバースデーショーは、ウルトラ警備隊の同窓会になりました。全国から集まった350人の応援団。会場全体が多幸感につつまれる。これ、ほとんどがビンさんの常連ファンなんです。すごい熱気。

大きなイベントはもう1つ。クリスマス謝恩パーティー。煌びやかなライトと衣装。この日のために舞台を輝かせるビンさんとゲスト、キャスト、バンドの皆さん、ご苦労様。マムシさんの「来なくてよかったサンタクロース」感動です。清水マリさんの朗読も素晴らしい。

そして毎月やっている光縁会はまさにファンクラブの集いです。まったり、ゆっくり、ビンさんと時間を共に過ごす愉しみ。

来年は大きなイベントが3つ。そして光縁会も毎月あります。どうぞ、ご参加ください!

 

 

○原型3社、ひたすらつくります

コロナ禍に仕事をもらって原型をやらせてもらった商品が今年お目見え。原型師の手を離れた石紛粘度原型はシリコンをかけられワックスで第2原型に置き換えられ、蒸着して金型が作られます。ここでやっと熱したソフビ原液を流して成形、熱を冷ましつつ金型から抜き、バリをとって組み立て、塗装、梱包されて市場に出ます。早くて半年後。1年以上経ってやっと商品と対面します。

画像、上がメディコムトイ、左下がサルジルシ、右下がスパイラルトイ。

サルジルシの販売のためワンフェスやスーフェスへ出ました。アメリカから来たスパイラルトイの皆さんはじめ、西村祐次さん、横山宏夫人、小森陽一さん、たくさんの名伯楽と再会。やはり誰かと会う事は楽しいです。

来年もバリバリ頑張ります。

 

 

○老々快々、モーレツな集まり!

10年前に始めた飲み会、モーレツ!特撮ナイトがSORAさんの閉店をもって113回でいったん終了。延べ参加者は、ゆうに千人を超えます。

7月の会合では、月下美人が咲いているところに遭遇。感動でした。

今年はきくち英一さんが1月、8月と来てくれました。番外編で、新橋怪獣酒場で<きくち英一さんとクリスマス会>も開きました。30年ぶりに会う月原さんが中学生の息子を連れ来てくれました。とても嬉しい事です。

日本には2人のウルトラマンがいる。どうか、お2人、いつまでもお元気でいて下さい。

ぼくの連続した幹事はここでバトンを渡します。来年はどうなるか、来年になってみないと分かりません。まずは、1月27日(土)に新宿で新年会を豊場さんの幹事で開催予定です。ふるってご参加下さい。

5月。取り壊しになる中野サンプラザでまんだらけの資料性博覧会がありました。<ぼくのトクサツ物語>シリーズの別冊<ぼくのヤフオクカタログ>を出店しました。「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」のマルサンのソフビとプラモデルは、ぼくの原点です。大勢の人に買ってもらえました。ありがとうございます。

7月。同人誌の原点はソノラマ「宇宙船」の影響です。聖咲奇さんのお誕生会が、切通理作さんがやっている神保町ネオ書房で開かれました。聖さんもまだまだ元気です。どんどん本を出して下さいね。

ネオ書房には、ハッピーモンスターさんが棚を用意してぼくの同人誌も置いてもらえました。アメイジング商店街では、ハピモン卓とパチ車でおじゃる卓でそれぞれ本誌と別冊の同人誌を置いてもらっています。

ワルキューレストアでは引き続き通販を、大阪のアストロゾンビーズさんでは店頭でも通販でも買えます。

 

 

たくさんの人と出会いました。お別れもあります。橋爪さん、薩摩さん、もう一度、会いたかったです。団さんにはついに会えなかったのだけどそれも現実として感謝だけを捧げます。

ようこそ、2024年!