23-12-23 きくち英一さんとクリスマス会
きくち英一さんとメリークリスマス!
「帰ってきたウルトラマン」でウルトラマンを演じ、また幾多のバイプレーヤーで知られるきくちさんと乾杯しました。
場所は新橋の怪獣酒場。18人で特撮談義の2時間。
もっと時間が欲しいです。楽しくて楽しくて、次はいつにしましょうか。
81歳のきくちさんは、世間でいう老人とは比べるほどのない格好良さ。背筋をピンとし、つねに笑顔。ぼくらは六十路が多かったと思うんですが、老いの域に入ってまだ戸惑いがあって、どう老いていけばよいのか掴めません。老いは、やさしい。老いは強い。老いは素敵だ。そう、思わせてくれるのがきくちさんでした。
我が世代には2人のウルトラマンがいる。その一人がきくちさんです。
あの70年代の熱い時代。小学校の高学年、遊びたい盛りのぼくは金曜の夜7時、神妙にテレビにしがみつきました。
それから半世紀以上。
団時朗さんが亡くなったのが今年の3月22日でした。
ついこの間。
きくちさんのTシャツは、団さんがいる。
郷秀樹、ウルトラマンと共に・・・。
いつまでも変わらない友情。ぼくらはどうしても過ぎて行く時間を考えてしまいます。
本音を言えば、老いたくはありません。でも、老いることは悪くはないんだよ、きくちさんの笑顔が語ります。とても重要な時間でした。
20数年ぶりに会う月原さんが中学生の息子を連れて来た。この1年で特撮を猛勉強して、白石さんの本や、ぼくの本を読んでくれたのだとか。
特撮は日本の文化。どんどん受け継がれて欲しい。
ぼくが円谷プロや東宝へ遊びに行ったのは高校生でした。高3のときに本多監督のご自宅へ遊びに行きました。中島さんにも会えました。
月原ジュニア、英才教育です。きっとこの日の事を、五十年経っても忘れないと思います。未来に乾杯。
最初の3枚の画像は荒井監督に撮っていただいたもの。
集合写真は、追って。
なお会計として、きくちさんの参加費と花束、正月用の越乃寒梅をカンパで集めました。少し余ったので、次回分に使わせてもらいます。