伐折羅大将 その6 | ヤマダ・マサミ ART&WORK 検:ヤマダマサミ

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主に仕事に関わる、特撮、怪獣がらみのブログです。
ときどき、猫が登場します。

台座が完成しました。それと、裾を少し直しました。それで1日です。
なかなか進まないものです。
しかし、あと全体の仕上げと顔を少しいじれば、やっと終わります。

ところで台座は、新薬師寺の十二神将がぜんぶそれぞれの台座へ乗っかっているので、なるべく印象をなぞらえました。
もちろん12体つくるつもりはありませんが、1つパターンをつくっておくと形式を踏襲出来ます。下は楕円です。上に岩?の表現です。
この岩は、実際はもう少し幅があります。コンパクトにしました。
削っていると既視感があって、そういえばと思い出すのは、80年頃に「宇宙船」でやった「SF造型教室」です。

同人誌をやっている頃なので、名前を変えてやりました。成田さんの記事なども手伝いました。
この時の大魔神は、ラテックスの可動人形で、粘土原型を石膏で型取りし、ラテックスで成形しています。
アルミ線を束ねてラテックスを混ぜた布を巻いて骨を作り、さらにウレタンを巻いて筋肉を作り、ラテックスの皮でくるみます。
これは高山良策さんに教えてもらったやり方です。

バランスは悪いですけど、50センチあるので迫力はありました。
それで、ただ立っているだけじゃしょうがないので、台座を作ったんです。
「大魔神逆襲」の時の山奥の岩場に鎮座する武神像をつくり、そのまま足場まで持ってきました。
この岩場が、今回のとそれほど変わりがないんです。
30年前にも同じような事をやっているのが可笑しいです。$ヤマダ・マサミのブログ
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