アメリカに住んで | ガポールのナハナハ日記★

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京都ふつうの生活日記

※長文注意※

アメリカに住むこと

約2年8か月
(夫は約3年9か月)

駐在員としてのアメリカ在住でした



こうして年月だけを見てみれば
んなー長くもないし
と思ったが
体感としては
長かった

アメリカの圧が強かったとかじゃなく
それは育児にあると思う
連れて来たとき
ちょうど生後5か月だった息子は
ここでちょうど3歳になる

0歳5か月から3歳!
成長の度合いの激しさよ!
あっんなに小さくてフワフワしてた赤ちゃんが
今や
なんでも話す小さな人になった

アメリカに来た頃は
一日中
ソファーの上でお腹をくっつけて懸命に顔を
上げて、足をバタバタさせていた

それが今や
「バイバーイ!」
と笑顔で手を振り、
わたしを見送る(daycareの玄関で)

はぁ〜
なんと成長したものよ
泣くわ





『わたしのアメリカ生活は
初めての育児で必死に過ごした』




最初の1年は特に辛い日が多かった

慣れない育児
慣れないアメリカ
夫の仕事が激務

夫は金、土を除く毎晩、それは欠かさず毎っ晩
日本と電話会議をしていた
夜8時〜永遠!

夕方遅く帰宅して
急いで夕ご飯を食べ
急いで息子をお風呂に入れ
電話会議へ…
の繰り返し

わたしはそれに合わせて
夕ご飯の準備
後片付け
お風呂後息子受け取り
寝かしつけ
あれ?わたしお風呂入ってた?

はっきりとした記憶がない

つまりは
わたしと息子の1日のうち
夫が登場するのは
たったの1〜2時間

誰の助けも借りられず
しかも
朝方まで聞こえる会議の声
リビングはずっと明かりがついたまま
いつまで経っても夫は寝てなくて


これって…
いったい…
なんなんだろう?


働くこと
会社員って?
生きること


答えのないものに答えをずっと探していた


そんな中
数少ない友人達に
「旦那さん、まだ忙しい?」
会うたびに開口一番に聞いてくれてたこと
思い出した

そうかわたしは
そればかり話してたのかもしれない

今振りかえると
お友達、ありがとう!
そして
どんだけ辛い出だしだよ!
と思うわ


いきなり辛かったことから書いてしまった
なんだかゲッソリ生きてたみたい…
いやいや
そんな状況の最中でも
アメリカの広い公園や自然に癒され
スーパーをうろちょろしてふむふむと楽しみ
なにより息子の日々の成長に
ワハハ〜 アララー 言いながら
半分は楽しく過ごしていた








すっごい綺麗な朝焼け@家の窓から


こっんな遠くまで見渡せる景色のある日常
アメリカは広い
なんて幸せな景色
旅行の朝かっ!
この風景とこのお部屋がとても気に入っていた




そして2年目くらいからは楽しく過ごせた
「いつまでなの?この状況?」
と何度も聞いて、1年…
変わらない状況から徐々に抜け出せたのが
2年目
夫の仕事は落ち着きを見せ始め
「今日、夜、会議ない」
(カタコトの日本語みたいだけど夫は生粋の日本人)
のセリフが増えるように♪
やっと家で家らしく過ごせる
家なのに仕事して当たり前風が
とてつもなく嫌だった




ここからはポジティブなやつ!

アメリカに住んでよかったこと

それは

ズバリ!






広大な大地、自然!






びっくりするほど広くて人の少ない公園が
至るところにある
そしてそこには必ず担当スタッフの方がいて
ゴミ拾いや芝刈り
遊具の点検など
常に整えられている

子どもたちの遊具のある地面は
ウッドチップや陸上競技場みたいなゴム床
で作られており、とっても安全

レジャーシートを敷いて
綺麗な芝生の見渡せる木陰で食べる
お弁当の最高なこと!


「こんなとこ日本にあったら激混みだろうな…
あ〜アメリカよ、なっんて幸せな景色〜」


と呟きながら
のんびり、ゆったり
アメリカっていいな
と心から思った



そしてなんといっても良かったことは








旅行にいろいろ行けたこと!!!







ヨセミテ
グランドキャニオン
アンテロープ
モニュメントバレー
イエローストーン


国立公園の素晴らしかったこと!

道中の開けた大地のパノラマ景色

果てしなく真っ直ぐ続く道

こんな景色、日本のどこ探してもないはず

アメリカに来て良かった〜



サンフランシスコ(もはや旅行ではないが)
ロサンゼルス ハリウッドやサンタモニカ
カナダ バンクーバー、ビクトリア
サンディエゴ
ポートランド
フロリダ


ロサンゼルスのディズニーも
フロリダのディズニーも行けた
ロサンゼルスのユニバーサルスタジオも行った


いやはや
幸せすぎるではないか!


楽しかった!
あ〜楽しかった!
本当にアメリカに来て良かった!




アメリカは日本とは違う
当たり前だけど、住んでみて本当にそう思う
人のリアクションというか
(特に知らない人に対してもフレンドリー)
物事に対する姿勢というか
そんなものもまるで違うし

そこにはアメリカという大きな国があって
そこにはそこの文化がある

こうして日本を離れて日本を見てみると
日本て本当に国土の小さな国であり
少し独特な国ではないかとも思う…
初めてそんな感想を抱いた
今となっては日本で生活することが
少しだけ怖くもある



アメリカにはアメリカの良さがあり
日本には日本の良さがある
どこかを比べて優劣つけるのではなく
アメリカはアメリカ
日本は日本




今回のアメリカ駐在生活で
わたしはそんな風に思いました



この地でいいことも悪いことも
いろいろ経験できました
小さなガッツポーズをしたいような成功も
穴があったら入りたくて二度と戻ってきたくないような失敗も
いろいろ、それはいろいろありました



それらをぜーんぶひっくるめて
わたしの人生において
とてもいい経験となり
アメリカに来て良かった!
と思っています





さーて
いよいよ日本に帰ります!

まだまだもうひと頑張りです

嵐に巻き込まれたかのような
ほとんど記憶のない引っ越しの日のことや
などなど
また書こうと思います






アメリカ生活
本当に本当にありがとうございました!!!





完了