素晴らしい大山祇神社を参拝後は
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「住んではいけない土地」の主催者として
死ぬまでに一度は行きたいと思っていた
島へと船で向かいます。
 
現在はウサギの島などといわれていますが
戦時中に731部隊が密かに毒ガス実験を
行っていたことで日本地図からも消された島・・
「毒ガス島」と呼ばれていました。
 
奇しくも終戦記念日の直後・・
これもまた、数奇な巡り合わせです。
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上の写真は広大な毒ガス貯蔵庫跡地。
汚染されているため、中は立ち入り禁止です。
 
有毒物質を直接扱う毒ガス工場は製造に関わる
従業員にとっても地獄のような環境でした。
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特に当時の技術では手作業による工程が数多く残っており
多くの従業員が被毒。苦しみながら死に至りました。
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また当時の島内は有無を言わせぬ問答無用の
軍隊社会で職場環境は苛烈を極め、就業時間も
昼夜二交代制で13時間労働と非常に過酷なもの
だったと史実には記されています。
そして終戦後、証拠隠滅のために国家が駆り出したのは
未来の輝く、少年少女だったのです。
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想像以上に過酷な環境下におかれた彼らの話は
耳を塞ぎたくなる、とても悲しい「負の遺産」であると共に
政府の鬼畜な対応に対し、強い憤りを感じました。
 
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近年まで、大久野島の土壌からは基準の400倍のヒ素が
検出され、戦後50年経っても水道水までも汚染されていた
という事実が隠蔽されていました。


それにも関わらず、元は毒ガス実験に使っていたウサギを
餌に、ウサギ島として人を集め、私服を肥やす人間たちが
存在した事実を我々は知らずに生きていたのです。

では続いて広島、厳島神社へと・・
どくしゃになってね!