「物語のおわり」  湊 かなえ  | がおがおのブログ

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グルメ・銀座・本を中心に書いてます。
他にも日々感じたこと、体験したこと、妄想したことなどなど。。。

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しばらくペタご遠慮します。

妊娠三ヶ月で癌が発覚した女性、
父親の死を機にプロカメラマンになる夢を
あきらめようとする男性……

様々な人生の岐路に立たされた人々が北海道へ
ひとり旅をするなかで受けとるのはひとつの紙の束。

それは、「空の彼方」という結末の書かれていない物語だった。

山間の田舎町にあるパン屋の娘、絵美は、
学生時代から小説を書くのが好きで周りからも

実力を認められていた。

ある時、客としてきていた青年と付き合い

婚約することになるのだが、
憧れていた作家の元で修業をしないかと誘いを受ける。

婚約を破棄して東京へ行くか、

それとも作家の夢をあきらめるのか……

ここで途切れている「空の彼方」という物語を受け取った人々は、
その結末に思いを巡らせ、自分の人生の決断へと一歩を踏み出す。


湊かなえが描く、人生の救い。



【目次】
空の彼方
過去へ未来へ
花咲く丘
ワインディング・ロード
時を超えて
湖上の花火
街の灯り
旅路の果て