年金消失、官僚の天下り、民官の癒着。
他人事ではない! AIJ事件をモチーフに
企業年金巨額詐欺事件を描いた経済小説! !

1000億円の年金を消失させたAIJ事件をモチーフに、
現在の年金制度の限界、官僚の天下り、民官の癒着の様子を
生々しく描いた、衝撃の経済小説! !
ジャーナリストを目指しながらも、フリーライターとして
何とかギリギリの生活を送る慎平。
ある日、『毎日が投資』という雑誌のインタビューで、
ユアサ投資顧問会社の代表、湯浅のインタビューを行う。
ユアサ投資顧問会社は、年金に運用を主としており、
年回りの利率において驚異的な高さをたたき出している。
30代後半ながら代表を務める湯浅をインタビューする中で、
慎平は、湯浅の情熱的な話しぶりと冷静な頭脳明晰ぶりに、
次第に彼に尊敬の念を抱く。
インタビュー嫌いの湯浅から、たくさんの話を聞き出した慎平は、
湯浅から気に入られ、ユアサ投資顧問会社への入社に誘われる。
この件を、恋人である美保に伝えた慎平。
美保は日産新聞という経済専門紙の記者を行っている彼女は、
ユアサ投資顧問の不自然な利率の高さに、不信感を覚え、
調査を始める。
恋人の反対を押し切って、ユアサ投資顧問へ入社した慎平は、
年金運用の厳しい現状と湯浅の仕事ぶりを見ていくのがら、
ある時、雑誌に出た記事がきっかけで、湯浅の別の面を見ることになり。。。
小説の常識を超える生々しいリアリティで、投資の恐るべき闇を暴き、
読む者の老後へ警鐘を鳴らす、戦慄のクライムノベル。