「だから日本はズレている」  古市 憲寿 | がおがおのブログ

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リーダーなんて要らないし、絆じゃ一つになれないし、
ネットで世界は変わらないし、若者に革命は起こせない――。

クール・ジャパン戦略、ネット炎上騒動、就活カースト、
働き方論争、脱原発デモ、リーダー待望論、ノマドブーム……

迷走を続けるこの国を29歳の社会学者が冷静に分析。
日本人の「弱点」と「勘違い」に迫る。


【目次】
「リーダー」なんていらない
「クール・ジャパン」を誰も知らない
「ポエム」じゃ国は変えられない
「テクノロジー」だけで未来は来ない
「ソーシャル」に期待しすぎるな
「就活カースト」からは逃れられない
「新社会人」の悪口を言うな
「ノマド」はただの脱サラである
やっぱり「学歴」は大切だ
「若者」に社会は変えられない
闘わなくても「革命」は起こせる
このままでは「2040年の日本」はこうなる





<著者より>

国や企業の偉い人たちの考え方は、往々にして、
ピントがズレていたり、大切な何かが欠けていたりする。

ただ「強いリーダー」を待望するだけで、
なかなか自分では動き出さない。

「クール・ジャパン」や「おもてなし」と言いながら、
内実は古臭い「挙国一致」の精神論。

これからは実力主義の時代だと煽りながら、
結局はひとを学歴や社歴でしか判断できない。

自分ではそれほどITを使えないのに、
やたら「ネット」や「ソーシャル」の力を信じている――。

僕がこの本で考えてみたいのは、
なぜこの国はいつも大事なときにズレてしまうのか、ということだ。

本書は、世間知らずの「若者」が、日本に棲息する多数の偉い人や、
立派なサービス、巨大なプロジェクトに出会い、
感じ思ったことを記した観察録でもある。