大好きな作家さん。
・・・なんだけど。
ちょっと意外な作品。らしくないというか・・・。
途中の熱いやりとりなんかはさすがって感じではある。
でも設定というか切り口というか・・・。
今までとは全然違うので結構思い切ったな、って。
漢字の読めない政治家、酔っ払い大臣、揚げ足取りのマスコミ、
さらにバカ大学生が入り乱れる。
巨大な陰謀をめぐる痛快劇。
総理の父とドラ息子が見つけた真実のカケラとは・・・。
数年前の政治を連想させる作者特有の皮肉った表現や背景が面白い。
でもなんかユーモアやあたたかみのある作品です。