金曜日はまた、リハビリ科での治療でした。


 実はこれまで左膝の診察では、何度かヒアルロン酸の注射をしてもらっていたのですが、前回5日の診察では、とうとう膝にあったグリグリ(ガングリオンですね)を注射で取ったのです。痛みは全然無く、動かすのもスムーズだし、久しぶりに階段を使う気になったりして、経過も良かったのです。

 しかし、左膝は痛みはなくてもハリがあって、木曜日の朝からは左腰がいたいし、背中や左肩も凝りがひどくなっていました。


 今回のリハビリ治療の時に先生にそのことを伝えると、治療が始まりました。

 先生は左腰の痛い場所を確認。


先「このあたりはどうですか?」

青「あー、そこ痛いです」

先「今度はここはどうですか?」

青「ゔっ………。」

先「はいはい、ここが一番痛いんですね。」


そこで今度は仰向けになり、下腹部の左側を先生が押すと、


先「かなり張ってますね」

青「あの…すごく痛いです」


 私の頭の中では、(腎臓が悪いし…、先ほど昼食食べたから?それともお通じが良くなかったかな?)と次から次へと「心当たり」を探していました。

 ところが先生は、「ここに痛みがあるのは、一つには自律神経の調子が悪いからですね。それからもう一つはストレスです。左側は社会的なストレスなんですが、どうですか?」いやもう、めちゃくちゃ心当たりがあります。特に水曜日の夜は遅くまで残って、先延ばしにしてきたメールをなんとか書いて、その後に「もう我慢ならん!」と怒り心頭なことがあって、それがずっと燻り続けているのでした。

 ストレス発散できる楽しみとしては、ドライブに行くことと、動物園に行ってアムールトラに会いに行くことですが、最近どちらも行けてません。



 その代わり、毎週土曜日は仲の良い同僚と「毒吐きランチ」をやっています。同僚ですから、話は職場のことがほとんどですが、もう溜まりまくるので、ここで毒を吐かないとやっていられません。しかも毎回4時間以上。

 先生は左足から左膝をゆらゆらさせたり、左膝から太ももの内側をマッサージしながら、「そんなにお仕事大変ですか?」と聞かれて、「はい、職場環境ですね…。」とちょっとだけ「今まで自分がやってきた仕事を、他の人にやってもらおうとメールしたんですけど、『はぁ?』というような返事が来て、こちらがもっとあれこれと指図しないといけないのかと、ちょっと困っているんですよね。」ぐらいの、他の人にも話せる範囲内で答えました。その他にも、円山動物園の話をしたりしました。

 その間も、先生はマッサージしながら、左下腹部を押して確認、またマッサージして…を何度か繰り返して、ようやく下腹部を押されても何ともなくなりました。

 最後に、頭を両手でしばらく当てて…終わりです。


 そして今日の治療が終わった後に、

先生「青龍さん、お仕事のストレスがかなり溜まってますよ。だから、下腹部や腰、膝が痛くなるし、内臓の調子も悪くなるんです。繋がってますからね。お仕事のストレスをなんとかできませんか。仕事のやり方を変えるのもいいですが、今の職場を辞めて他に転職するとか…。もちろん難しいですが、それだけ大変なストレスがたまってます。」

という、かなりすごいお話です。



 私もね、長年のストレスが溜まっているのは知ってますが、まさかそこまで心配される程なのか?という自覚は全然ありませんでした。仕事にストレスあるのは当たり前で、大したことないと思ってました。いや〜感覚が麻痺していたんでしょうか。

 考えてみれば、同じ職種でも他所の職場では全然違う、自分の職場特有の問題があるんですよね。だから同僚と毎週4時間以上の「毒吐きランチ」が必要なわけで…。多少仕事を整理して量を減らして、どこまで解決できるんだろう…遠い目になってしまいます。