

















僕らの思いはひとつ…🐢
育てよカメ
開田祐治 2001年 7月
ウルトラQ画集用の描下し
使用画材/Photoshop
古い怪獣マニアの間には
カメ怪獣カメ怪人に駄作無し
という格言(?)がありました
このガメロン🐢もリアルで良くできています
背中の甲羅が開いて
計器が見えるギミックも楽しかったです
放送開始から堂々たる怪獣物語が続いたあとに
いきなりこれですから当時は面食らいました
機関銃を撃ちまくったり
大亀に乗って空を飛び回ったり
不思議な少女と不思議なやり取りをしたりと
子供の夢想が溢れる物語ですが
ただの子供のメルヘンで終わらないところが
ウルトラQです
子供が亀に乗って空を飛ぶといえばガメラですが
元祖はこちら
甲羅が開いて計器がみえるというのが
現代の子供の夢らしいです
🐢 モノクロ特撮の金字塔が45年の時を経て
総天然色ウルトラQへ 🐢
suddenly急
おい、おれにその変なブランコにのせろよ
気を取り直した太郎はブランコに乗るが
乙姫がアイスクリーム🍨を出すと
美味しそうに食べながら
ブランコないよと笑うと
ブランコは消え、地面に転がる太郎
太郎は本当に頭にきた
からかわれた太郎は
亀の餌の小ビン🫙をだし
原爆だといって
竜宮なんか一発だと脅す
しかし地面にぶつけると
瓶は本当に爆発💥した
太郎はボロボロの有様・・・・・・
相手の乙姫の方が一枚上手であった
おもしれえじゃねえか
ロケット🚀に乗って空を飛ぶ乙姫を
カメに乗って追いかける太郎
乙姫が鼻をこすると
ロケット🚀は怪竜🐉に
姿を変えて火を吹いた🔥
撃墜されるカメ🐢!
海に溺れる太郎
ウワー、助けてよ
ウワー、助けてくれよ
じゃ、もうウソ言わない?
乙姫が聞く
ウソ?ウソなんか言ったことないぞ
波がたちまち激しくなる
わーッ、助けてくれ
もうウソは言わないよ、絶対だよ
ホント?
小さい女の子乙姫は太郎に
玉手箱をあげた
困った時にあけるのよ
じゃお達者でね・・・・・・バイバイ
ブランコに乗って昇っていく少女の姿は
やがて見えなくなった・・・・・・
散々な目にあって
もう嘘をいわない約束で
太郎は帰ることになった
乙姫に玉手箱をもらって・・・
太郎は、今玉手箱を持って現実世界にいた
職員室
両親を前に
かしこまった太郎は迷惑かけたことを詫びた
嘘をいわないことも謙虚に誓う
苦労したんだよ、この子は
それで、どこに行ってたんだい?
ぼく、竜宮へ行ってたんだ!
頭ごなしに叱られて信じてもらえない太郎
玉手箱を開けると
おじいさんになってしまうので
証明できない太郎
大人は笑うばかりでとりあってくれなかった
玉手箱もどうってことないし・・・・・・
それから数日後、教室では・・・・・・
算数の時間はいつものように退屈だ
子供達全員が
教科書を目かくし塀のようにして
何かをやっている
何をやってるって⁉︎
カメを育ててるに決まってるじゃないか!
子供達の思いはひとつ
育てよカメ🐢‼︎
太郎だけが物思いに耽っていた・・・
Invitaion to Ultra
- 超世界ウルトラへの誘い -
『ウルトラQ』版
第1クール残り分脚本
『育てよ!カメ』
山田正弘
TBS側の製作担当者が
『タローの絵本』での渋沢均しぶさわ ひとし
栫井巍かこい たかし に代わって
クレジットされた最初の脚本が
この『育てよカメ!』となる
ここでは全体に喜劇タッチで
前稿の暗さがない
幅広い作風をもつ山田正弘の脚本の魅力は
本来の作家がもつ詩人としての表現力にあるだろう
竜宮の絵そらごとは特撮がついていけないイメージだ
🟢決定稿
授業中にカメに餌をやって立たされた太郎が
強盗を目撃
職員室に飛び込んで
放映分と同じタイトルバック
小学校に潜んだ強盗と太郎の珍道中
行方不明になった太郎の父母に
淳たち3人が取材する
スケッチブック“わが空想龍宮紀行”で
龍宮に到着した日付
本稿では×年5月5日になっている
地下下水道の一室
準備稿では由利子が読む
百万円のバズーカ砲〜は
ここでは放映分同様
太郎の寝言になる
強盗2人はその声に驚く間もなく
いつの間にか1メートル近くに育ったカメに
かみつかれそうになる
2人は逃げていき
ドアが閉まった拍子に鍵がかかる
太郎が巻き尺で計ると
あと2ミリで99センチだ
餌を探すとポケットに餌瓶🫙があった
そのころ強盗2人組は
パトロール中の警官に助けを乞っていた
子供が大亀にたべられる…
手配中の強盗犯とばれるが
手配もヘチマも後回し
早くしないと子供がやられちまう!
武装警官隊がガレージに向かうと
太郎はいなかった
カメに乗って空を飛ぶ太郎
甲羅を開けると
速度はマッハ3だ
別の甲羅を開けると高度計
甲羅についた方向指示器が点灯した
🐢
カメが海中に入る
そこはなんとも味気ない龍宮で
つまらない乙姫がいた
富士山🗻が見える場所だったので駿河湾あるいは
相模湾あたりでしょうか?
調べとかなきゃ(笑)
太郎はおもしろくなくて
乙姫にちょっかいを出す
巻き尺が蛇🐍になったあとに
太郎がポケットから出したのは
軍艦のプラモデルだった
それが1メートルの軍艦になって
太郎が乗って進撃する
乙姫は指先から火花を散らして姫路城を描き
そこから1羽の大きな鳳凰🐦🔥が飛び出して
口から引力光線をはく
軍艦は消え
海におぼれた太郎は乙姫に詫びをいれる
玉手箱をもらって現実の世界に戻る太郎
放映分のとおり
職員室で太郎は父母や教師を前に
ご心配をかけましたとかしこまる
嘘はもう言わないといいながら
ぼく、龍宮へ行ってきたンだよ
玉手箱を開けると老人になるので
開けられない太郎
授業中
生徒一同がカメの世話をして
太郎がコーチになっている
Ultra Q creator ウルトラQ創造者
「マンモスフラワー」のとき
テストにいこうといって
梶田監督の「用意!」
という声を聞いたときは
涙が出た
{ウルトラQ}助監督・監督
満田 穧 (みつだ・かずほ)
昭和・平成のウルトラシリーズを
支え続けた満田氏
当初は助監督として現場に入り
監督としてデビューしたのが
この『ウルトラQ』だった
ご自身の原点ともいえる
作品への思いを語っていただく
満田穧担当話数
第21話 宇宙指令M774
第26話 燃えろ栄光
🎤 満田さんが『ウルトラQ』に参加された
当時のことをお聞かせください
その時
僕はTBSでADのバイトを
やっていたんですよ
いろんなディレクターやシリーズに
ついていたんですが
主に円谷一ディレクターに
ついていることが多かった
それで、円谷英二さんが主宰する
プロダクションでTV映画を
作ることになったんで
助監督がいないからオマエが行け
ということになって
行ってくれないかではなくて
行けと (笑)
それで『WoO』の助監督として
参加することになったんです
みつた・かずほ
1964年円谷特技プロダクションに入社
『ウルトラQ』で
最初は助監督として参加しているが
「宇宙指令M774」で初監督を務める
以降の
昭和〜平成にかけての『ウルトラ』シリーズに
監督・プロデュースなど多岐にわたり活躍
heroine's memory
ヒロインの記憶
画像、今回由利ちゃんは出番が少ないので
- 第2話「五郎とゴロー」- より
でも
その気持ちは
中川監督の作品全般に通じていますよね?
「鳥を見た」の少年
「カネゴンの繭」のカネゴンこと金男くん
そしてこの「育てよ!カメ」
皆それぞれ弱い部分
またはいじけたところがあるモノばかり
脚本の山田正弘さんとはそのあたりが
共通していると晩年の山田さんに伺いました
中川監督の作品三本とも
脚本は山田さんが担当しているのも
つまり根っこが一緒ってことかもですね
(江戸川由利子役・桜井浩子)
🌀🐢
こんばんは🐢
アンバランスゾーン🌀の扉 開いて下さって
ありがとうございます
本当にすべては太郎の妄想だったのでしょうか?
その答えはみなさんの心の中に🍀
新たな旅人たちがカメ🐢に乗って
旅立つ日はそう遠くはありません

1966年に放送され
日本全土に空前の怪獣ブーム
を

引き起こしたウルトラマンシリーズの原点
『ウルトラQ』が
ハリウッド最先端の映像デジタル技術により
2年の歳月をかけて
HDリマスター&カラー化が行われ
45年の時を経て 2011年に
『総天然色ウルトラQ』として 蘇りました
画像
中国🇨🇳の動画サイト youku
より お借りしております

















