死神代行篇 - 56 🅱️56
broken coda
ブロークン・コーダ
途切れた結末
一護とルキアの絆は断ち切れてしまうのか?
鈍いな
倒れることさえも
敗北
恋次を圧倒的な力で攻め立てる一護だったが
白哉によって
一瞬のうちに討ち倒されてしまう
死神の能力まで奪い取られ
一護の余命は残り半刻と宣告される
4ページ目に現れた扉絵🎨
タイトルロゴ🅱️サブタイトルはシンプルな白文字
暗黒の中央には目を閉じたルキアの姿が
まるで横たわっているかのように描かれています
その裸体には血の滴が・・・
これから起こる出来事を暗示しているのか?
久々に見た白哉の舜撃に
改めて恐怖を覚える恋次
初太刀は全く見えない程の疾風
斬られた一護には何が起こったのか
到底分かるはずがなかった
自分がまるで敵わなかった
さっきまでの一護と
圧倒的な白哉の技を目の前に見て
心の整理がつかない恋次
rain
- 雨 -
やまない雨
白哉の前に
一瞬にして斬り倒された一護
思わず駆け寄ろうとするルキアだが
恋次によって制されてしまう
これ以上一護に触れるだけで
もっとルキアの罪が重くなる事を知る恋次は
ルキアを制止に入るのだった
私の所為で
死んだものの傍に
私が駆け寄って何が悪い‼︎
その言葉に白哉は
全て分かっているかのように話す
成程 この子供は
奴によく似ている・・・
やまない雨がルキアにも・・・
一護は残る力を振り絞り
白哉の裾を掴む
ルキアが駆け寄り
一護の手を蹴り飛ばす
これまでの態度とは打って変わり
義兄への無礼をしかりつけ
自らの意志で尸魂界へ向かうと言い始める
一瞬のことに何が起こったのか
私は貴様を絶対に許さぬ…!
この時一護は戦いに敗れて倒れた状態です
今動いてルキアを助けようとすれば
必ず一護は殺されてしまうということが
わかっているので
あえて助けを求めずに言った台詞になります
一護の為と精一杯の虚勢
降り始めた雨の中
地獄蝶が誘うのは未知の世界
尸魂界へと立ち去ったルキアたちのあとには
ただひとり・・・
一護だけがとり残された
そしてまたルキアに命を救われた
天あめと同源だという雨あめ・・・・・・
濡れることが
美しさや成長につながるのも
天の意志なのかもしれない
- たとえ雨 -
涙雨なみだあめ・るいう
涙ほどの少しの雨のこと
また
悲しみの涙が降るように感じられる雨
葬儀などに降る雨をたとえることもある
涙の時雨とも
さみだれの空だに澄める月影に
涙の雨は晴るる間も無し
赤染衛門
慣れぬ稼ぎの涙雨
晶子詩篇全集 与謝野晶子
しかし誰一人上を見て
それが超人の涙雨であることに
気をつけるものもなかったので彼も安心をした
空中征服・賀川豊彦
十一日は涙雨に祟られたものの
翌日からは晴天の日が続いた
リピート・乾くるみ
「涙雨ってやつか」と
呟いてから、おれは、
自分が柄にもなく感傷的になっていることに驚いた
完全殺人・西村京太郎
それを涙雨と、思う余裕はない
恨みの三保羽衣伝説・西村京太郎
これみよがしな涙雨がやむと
彼女は頭巾からつんとした顔を現わして
関節が鳴るほど両手を強くねじりながらいった
サテュリコン・ペトロニウス/岩崎良三訳
声もえたてぬ奇しさは夜半に「秘密」の抜けいでて
所作になげくや、ただひとり
パントマイムの涙雨
東京景物詩乃其他・北原白秋
明け方ごろ襲ったはげしい雷雨は去ったものの
そのまま天気はくずれるらしく
ゆかり御殿の廃墟のうえに
こまかな雨がだれかの涙雨のように降りそそぐ
悪魔の手毬唄・横溝正史
to be continued 一護立てぇ〜‼︎
ルキアのやまない雨はこの漢の過去に・・・