外出許可で温泉 | 今日もいちにち生きました

今日もいちにち生きました

2016年、直腸癌が再発。
治療の結果、一生の障害を負うことになりました。
2022年胃がん発覚。2023年咽頭がん発覚
3つの癌を抱える今。
以前の私とは生き方が変わりました。
がんと闘い、生き抜くことができた日々。
今日という日をつづります。

無事入院手続きを済ませた本日
何もすることがなかったので外出許可を得ました。

病院のベッドで寝て過ごすのは
やむを得ない場合をのぞき
不健康な行為だと思うのですよ。

前回の放射線入院がそうでした。
強烈な痛みと便意のため
ベッドから離れることができない状況が続いていた私。

みるみる体重が落ち、筋力が落ち
退院した時には階段を昇るのもつらい程
体力が無くなっていました。

こんな状態で手術に臨めるのか。

病院が設定した一ヶ月半の回復期間。
その間に、避けていた肉ももりもり食べ
駅でもできる限り階段の二段昇りをしてました。

おかげでそれなりの回復はしたと思っています。

そうした経験から、
病院のベッドからは可能な限り離れるべし。
そんな生活法が漫然と私の中に出来上がったわけです。

外出許可を得た私が向かったのは都内の温泉施設。
岩塩浴でたっぷり汗を流しました。

温泉にもふやけるほど浸かりましたよ。

分かって頂けますよね。

これからストーマになる人間が
温泉に浸かってみたくなった気持ちのことを。

実際のところオストメイトは温泉にいけるのでしょうか。

以前、ストーマを理由に
入浴拒否をした温泉旅館のことがニュースになっていました。
つまり温泉側はオストメイトを断ることはできないわけです。

問題は、オストメイト側の気持ちだと思います。

この体を公衆の前でさらけ出すことの抵抗感。
他人に不快な思いをさせるのではないかという心情。

そんな気持ちを抱きながら
いい湯だな♪
という気分にはとてもなれないでしょう。

(貸し切りという手はありますけど、贅沢ですね)

といわけで、おそらく今日が最後の公衆の面前での入浴になったのだろうと思います。

今は病室に戻ってブログを書いています。
病院のシャワーを浴びた後とは比較にならないほど気持がいい。

やはり私も温泉民族なんだなあと思います。

ストーマになる瞬間が刻々と近づいています。

オーバーでも何でもなく
その時を刻む音が聞こえてきます。
その音を聞くたびに思います。
今という時間がとても愛しい。
愛しくて愛しくて仕方がない。

明日はエコーと内視鏡検査で一日中病院です。

けれど土曜日は何もないはず。
外出許可取りたいなあ。

今日は、帰院時間に1時間半も遅刻したので
看護師さんにちくりと言われてしまいました。

「遅れる場合は必ず連絡くださいね。」

はいそうします。
そうしますから、外出許可をください。

病院のベッドに居続けることは
不健康なことなのだと言うことを分かってください。

次回許可がおりたら何をするか。
車の試乗をしてきたいです。

ぶい~ん♪


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