大丈夫か???造影CT検査 | 今日もいちにち生きました

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2016年、直腸癌が再発。
治療の結果、一生の障害を負うことになりました。
2022年胃がん発覚。2023年咽頭がん発覚
3つの癌を抱える今。
以前の私とは生き方が変わりました。
がんと闘い、生き抜くことができた日々。
今日という日をつづります。

CT検査に行ってきました。
経過観察の身の上なので半年ごとに受けてます。

ご存知のようにこの検査はまず一度機械を動かして
呼吸のタイミングを練習します。

その後、造影剤を静脈に注入して
本番の撮影を行います。

私はこの検査にはすっかり慣れっこで
手順の説明など受けるまでもないと思っていましたが
今日はなぜか勝手が違いました。

いざ、本番。

造影剤が体内に入ってきました。

血液の流れに沿って身体中に
熱がずんずん伝わっていくところまでは
いつもと同じでした。

ところが、その直後
吐き気が襲ってきたのです。

と同時に異常な火照り。

何と言いますか、顔が風船のように膨らんでいくような感じ。
そのまま爆発するんじゃないかと思いました。

造影剤のアレルギー反応です。
これまで出たことがなかったので
自分は大丈夫だと高をくくっていましたが
甘かった。

それでも我慢をしてなんとか
CTの輪の中に入るところまではできました。

けれどそこまで。

「息を止めて~吐いて~」の
機械音が聞こえているにもかかわらず
その通りにできず
くしゃみが止まらなくなりました。

たまらず、
「止めてくださーい!」
と叫びましたが、
吐き気と火照りで声が弱々しく通じません。

そこで両手で思いっきりダメを出しました。

技師さんが、気づいて飛び出してきました。

私は、事情を説明しました。

「肝心な時にくしゃみが出てしまいました。ちゃんと撮れてないと思います。
もう一度お願いします。」

技師さんは心配してくれて、再検査より私の体調を気遣ってくれました。

私は言いましたよ。

「いやいや、造影剤が苦しいのは自分なりに我慢します。
さっきはくしゃみが止まらなかったので画像がぶれてると思います。
もう一度お願いします。」

ところが技師さんは
CTをきちんと撮り直すということはありませんでした。

「大丈夫ですか。水飲んでください」

と言って水を持ってきて

「控え室で、30分ほど安静にしていてくださいね。」

その気遣いは嬉しいのですが、
私の願いは、正しい検査結果を得ることです。

造影剤による副作用などどうでもいいんです。

肝心な時に体をつい動かしてしまった。
これじゃ正しい検査結果なんて出ないんじゃないか。

それが何よりもの心配です。

技師さんは、私の真っ赤になった苦しそうな顔を見て
慌てたんじゃないかという気がしてなりません。

私の副作用は気にしないでとにかく検査を!
と訴えましたが

明らかに技師さんの関心は自分が施した
造影剤の副作用にありました。

あのCTきちんと撮れているんだろうか?

その疑念が晴れないまま病院を後にしました。

結果を聞くのは一週間後です。

本当にこのままで大丈夫なのか。

モヤモヤが晴れない検査日となってしまいました。

私が持つ唯一の資本はこの体です。

これがおかしくなるのはとても困る。

そのためには、正確な検査が絶対不可欠です。

不安・・・。

要らない不安です。

明日、改めてこのことを病院側に連絡してみようと思います。