病気の人の気持ちというのは、
自分もそうならないと分からないとよく言われますね。
私、歯医者に行ってきました。
歯石を取るためです。
歯茎の中の歯石でしたので、歯茎の表と裏に麻酔をしました。
右の上です。
終わった後に食事をしました。
食事中、むせたのですが、
何しろ、口の右上が麻酔が効いてため半開きです。
食べたものがそこから吹き出ました。
食事中2回そんなことがありました。
無論、歯医者で麻酔を受けたのはこれが初めてではありません。
痛みがありそうな治療の場合は必ず受けます。
ただ、この時思ったのは、脳梗塞のことです。
脳の左側に梗塞が起きた場合は、左半身が麻痺しますよね。
顔面に麻痺が出た場合は、口右側が開きっぱなしになって
よだれが垂れ流しになると・・・。
なんども聞いてきた話です。
でも、ただ聞いていただけでした。
それを、言葉だけではなく、
自分の肉体で感じたのは、今回が初めてです。
想像でしかないですよ。
でも、こういうことかもしれないなと肉体で感じたんです。
病を患っている人の気持ちが
分かるようになってきている気がします。
健康であることが当たり前、という感覚、
昔は確かに私も持っていました。
不健康な人は哀れだと思っていました。
それが、今は本当に変わりました。
人の気持ちが分かるということは
その分だけ人間になれたことだと思います。
年をとること、病気になること。
悪いことばかりじゃないんだなあ。
本気でそう思います。