■症状がない怖さ

ただ、大腸がんには、特有の症状がないという特徴があります。つまり、症状が出た時には、ある程度進んだ状態のがんだということなので、ここが怖い点です。ですから、症状のないうちに見つけることが大事なのです。

そのためには検診を受けることが不可欠ですが、その前提で、検診以前に気付く初期症状をまとめてみました。

(1) 便に粘液や血が混じる

(2) 下痢や便秘が続く

(3) お

なかにしこりがある

(4) “残便感”がある

(5) 便意はあるが出ない

痔でも出血はありますが、痔の出血は便の周りに付着します。便を出した後も、血液がぽたぽたと落ちます。血の色も、鮮血と呼ばれる赤い血がまじります。また、便をする際に痛みもあります。これらが痔の出血の典型的な症状です。

これに対し、大腸がんの場合の出血は、便に血がまじっても排便の時に痛みがなかったり、便と血液がまじって黒っぽく見えたりという特徴があります。黒っぽい血がまじっていたら、痔だと思っていても、検査を受けた方がいいと思います。

下痢や便秘が続くという意味は、それまで1日1回便が出ていたのに、下痢をしやすくなったとか、便秘になりやすくなったという便通の変化が起きた状態のことです。

お腹のしこりは、がんがある程度大きくなると、触って分かるほどのしこりを感じるということです。

 

大腸がんの種類には、肛門に近い左(図4では向かって右)の方にできる直腸がんやS状結腸がん、右の方にできる上行結腸がんや盲腸がんがあります。

右(図4では向かって左)の方にできる上行結腸がんや盲腸がんは、なかなか症状が出ません。便の中に血がまじっても、攪拌

かくはん)されてしまって血液が分かりにくいのです。

肛門に近い左(図4では向かって右)の方のがんは、しこりができるほど大きくなる前に、便に血がまじるとか、便通異常といった、他の症状が出るようになります。つまり、しこりを感じるのは、右の方にできるがんです。

(4)の“残便感”は、直腸がんの一つの特徴です。便がすっきり出ないため、便が残っているような感じがすることです。(5)の便意があるのに便が出ないというのも、直腸がんの症状としてあります

■女性ホルモンが乳がんリスクを高める?

 

乳がんは日本女性がもっともかかりやすいがんのトップで、毎年新たに6万人近い女性がかかっています。実に16人に1人は、一生涯のうち一度は乳がんになる計算となります。予防のために何かできることはないか、考えてみましょう。

乳がんは遺伝的要素や喫煙などの生活習慣が引き起こすと思われがちですが、実は、体内のエストロゲン濃度も影響をしていることが指摘されています。エストロゲンは女性の体を守るよいホルモンだと思うかもしれません。ところが、出産経験がない、初潮が早く閉経が遅いなど、エストロゲンの分泌期間が長く、量が多いほど、乳がんの発症リスクが高いことが国立がんセンターの研究から判明。エストロゲンの分泌をいかにコントロールするかが、乳がんの発症を防ぐためには重要だと言う考えが広まっています。

 

■脂肪とエストロゲンの深い関係

 

エストロゲンの分泌量は体脂肪と深く関わっています。これは、エストロゲンが脂肪細胞に含まれる酵素の働きにより作られるためで、脂肪細胞の多い肥満女性の体内では、痩せた女性よりも多くのエストロゲンが作られていることに。肥満をそのままにしておくと、乳がんの発症リスクも高くなる恐れがあります。

そんな中、体脂肪と乳がんの関係性について研究をしていた、アリゾナ大学のアンドリュー・ワイル医学博士が、「適度な運動」が肥満を防ぐことはもちろん、乳がん予防にも大きな効果をもたらすと発表。運動で体脂肪を消費することが、エストロゲンの過剰な生産を抑え、乳がんリスクを下げるとの実験結果を示しました。別の研究でも、乳がんにかかった女性が運動を行ったところ、再発率が大幅に低下し、死亡率も下がったことが証明されています。

 

■適度な運動が乳がん予防の特効薬に

 

適度な運動が乳がんを防ぐことは、どの年代の女性にも効果が認められています。特に効果的なのは有酸素運動で、アメリカ癌協会も乳がんリスクを下げるために週3〜5時間のウォーキングを取り入れることを推奨。もっとやれば、さらにリスクは減るのでは?と思うかもしれませんが、これ以上ハードな運動を行っても数値に変わりはないようなので悪しからず。乳がんから身を守る方法のひとつとして、まずは簡単な運動から始めてみませんか?

2016年10月26日(水)にガッテン!で放送された「大腸がんにならないぞSP」では、大腸がんにならないために利用できる検査などについて特集されておりました。

年間5万人の命を奪う大腸がんですが、正しい検査を行えば早期発見や事前の予防が可能となります。

そこで今回は「大腸がんのリスクを検査で低減!大腸内視鏡検査のススメ」について、番組で放送された内容に沿って医師に解説していただきました。

大腸内視鏡検査とは

大腸カメラなどともいわれるもので、肛門から内視鏡を挿入し大腸内部の様子を見るものです。

盲腸から直腸に至る大腸全体を見ることができ、大腸がんやポリープなどの病変を観察できるほか、生検用の組織を採取したり、ポリープなどを切除したりすることもあります。

《大腸内視鏡検査でわかる疾患》

・大腸ポリープ

・潰瘍

・大腸がん

・大腸憩室

・炎症

《大腸内視鏡検査の費用》

便潜血が陽性であったり、排便の問題や下血などがある場合は健康保険を使うことができることが多く、1万円前後から3万円程度の自己負担で受けられることが多いです。

それ以外に、特に症状がなく自費で受ける場合は、3万円から9万円くらいかかる場合があります。

大腸内視鏡検査の際に目をつむると腸が開く?

目をつむることによって、光や検査の機械などが目に入らず、緊張感がうすれてリラックスし、楽に受けられるといわれています。

一方、上部の内視鏡の検査の時は反対に目は開けておくように言われることがあるようです。

大腸内視鏡検査前の下剤による大腸のリセット

《下剤による大腸のリセットを行う目的》

下剤を用いて大腸内にたまっている便を取り除き、大腸粘膜を見やすくすることが主な目的です。

《用いられる下剤》

市販されていない専用の下剤を用いることになります。「ニフレック」などが良く用いられます。2リットルの液状のものです。

《下剤による大腸のリセットによって得られる効果》

・その後のお通じの状態が良くなる

・肌荒れが治る

・体重が増えにくくなる

・食事をおいしく感じるようになる

大腸内視鏡検査後に腺腫の有無を聞くべき理由

 

《腺腫とは》

腺腫は良性のポリープの一種ですが、1~5%程度将来的にがん化していくことがあるといわれています。

《検査後に腺腫の有無を聞くべき理由》

腺腫の有無が、将来的な大腸がんのリスクとある程度創刊していると考えられるためです。

《大腸内視鏡検査で腺腫を取り除く方法》

通常は内視鏡の先に刃のついた器具を用いて切除することができることが多いです。

大腸がんになりにくいタイプ、なりやすいタイプ

大腸がんになりにくいタイプ

 

50歳で大腸内視鏡検査を受けて腺腫がない場合、比較的大腸がんになりにくい体質であると考えられます。通常の検診項目である便潜血の検査を毎年受ける程度でよいでしょう。

大腸がんになりやすいタイプ

 

50歳で大腸内視鏡検査を受けて腺腫がある場合、将来大腸がんになる可能性が比較的高い可能性があります。

主治医と相談の上、1~数年おきに大腸内視鏡検査を受けるなどしたほうが良いかもしれません。

大腸がんになりやすい体質を改善する生活習慣

 

◎運動習慣をつける

◎食物繊維をとる

◎禁煙

◎アルコールを飲みすぎない

◎便秘をしないように気を付ける

便潜血検査とは

 

便をサンプルとして調べることによって、便中に血液が含まれていないかどうか検査を行います。

《便潜血検査で陽性となる疾患》

・大腸がん

・痔

・炎症性腸炎

・大腸ポリープ

・潰瘍

《便潜血検査の費用》

金額は自治体の補助や年齢などによって異なりますが、1,000円から2,000円程度と考えられています。

番組で紹介されていた便潜血検査のコツ

正しく保管する

 

便に血液が含まれていても、あまり高温で保管してしまうと便中の細菌に分解されて、検査が正確に行えない場合があるので、暑い季節は冷蔵庫など涼しいところで保管するようにする。

2回分提出する

 

一回の検査ではがんが見つからないこともあるので、きちんと定められた通り二回分提出する。

医師からのアドバイス

大腸がんは近年増えているがんの一つです。進行は早くないことが多いので、毎年きちんと検診を受けて、大腸がんで命を落とすことがないように心がけたいです。

2016年10月29日に更新された小林麻央さんのブログで、乳がん手術後、リハビリを毎日されていることが綴られておりました。

腕が上がらない症状が続いているとのことですが、実際に乳がん手術後にはどのようなリハビリが行われているのでしょうか?

医師に術後に懸念される後遺症も併せて解説をしていただきました。

乳がん術後に腕が上がらなくなる原因

乳がんの手術を行うことによって、その部位の筋肉や皮膚が萎縮してしまったりして、肩関節を使う運動、例えば腕を上げるなどの動作に際して痛みを感じたり、引っ張られるような感覚が出現することがあります。

乳がん手術後におけるリハビリテーションの必要性

乳がんの術後、腕や肩などを使わずにいると本来あった筋肉がやせてしまったり、可動域が狭まってしまったりするので、可能であれば術後早期から、リハビリテーションをはじめて筋力の低下などを防ぐのが良いと考えられます。

乳がん手術後のリハビリテーションの流れと方法

手術当日

 

手術当日は疲れもありますので、ゆっくり休むのが良いでしょう。

手術翌日

 

指の曲げ伸ばし、ひじの曲げ伸ばしなどを軽く行います。

術後3~6日

 

ひじを伸ばしての手首の内旋・外旋など負担の少ない運動から始め、少しずつ負荷を重くしていって、前屈姿勢で振り子のように腕を振る運動なども取り入れていきます。

術後1週間〜2週間

 

ドレーンも抜けて、腕を垂直に上げるなど少しずつ本格的な運動を取り入れるのに適した時期といえるでしょう。髪を洗ったりすることもリハビリの一環としてよいですね。

退院後

 

入院中の腕や肩の運動を継続し、家事も体調が許せばリハビリの意味で取り入れるとよいでしょう。

乳がん手術後のリハビリ体操の種類

 

■腕を上げる

両手のひらを合わせて、腕を頭の上に向かって垂直に上げます。

■脇を開く

手を同じサイドの肩にそれぞれ置いて、わきを開きます。

■背中で手を上下させる

両手を背中で組んで、上下に動かします。

■肘をひく

両肘をまげて、後ろに向かって動かします。

胸を開く

 

頭の後ろで両手を組んで、鳥が羽ばたくように胸を開きます。

乳がん手術後に懸念される後遺症とは?

 

腕の運動障害

 

前述のように、皮膚や筋肉のツッパリや痛みを感じることがあります。

痛み

 

手術部位の違和感や痛みがある場合があります。

リンパ浮腫

 

腕のむくみなどを経験される方がいらっしゃいます。

感覚異常

 

乳房温存手術の場合などに、残った乳房に感覚異常が起こる方もいます。

最後に医師から一言

乳がん後のリハビリは、大変ですが今後できるだけ元通りの生活を送るために欠かせないものです、主治医の先生とよく相談の上、積極的に行っていきましょう。

 

ある日を境に、がんの外科医は、がん患者になった。手術、抗がん剤、医者とのコミュニケーション……自分が病気になって初めて分かったことがある。金沢赤十字病院・西村元一副院長が知った、がん患者にとって一番大切なものは何か。

■後輩の外科医に告知され

「治療をしなければ余命半年」――そう宣告されてから9月で2回目の誕生日を迎え、58歳になりました。

私は消化器、主に大腸がん専門の外科医として、数多くのがん患者を治療してきました。これまでがんを治す側だった人間が、がんになって初めて見える世界があったのです。

それを綴ったのが自著『余命半年、僕はこうして乗り越えた! がんの外科医が一晩でがん患者になってからしたこと』(ブックマン社)です。

胃にがんが見つかったのは昨年の3月でした。患者さんを診療中に気分が悪くなりトイレで下血し、胃カメラ検査を受けたところ食道から胃に入るところに腫瘍があったのです。

僕は石川県金沢市生まれ、'83年に金沢大学医学部を卒業。同大病院胃腸科外科科長などを経て、'08年に金沢赤十字病院第一外科部長、'09年から同病院の副院長を兼務してきました。

自分は外科医として大腸がん検診を推進してきた手前、大腸がんになるのは困ると思い、毎年、大腸がん検診は受けてきたのですが、胃がん検診は6年間受けませんでした。胃がんのことも頭の片隅にありましたが「まだ若いから大丈夫だろう」と根拠のない自信を持っていたのが悪かった。

がんはすでに胃だけでなく、肝臓やリンパ節にも転移していた。僕に「余命半年」とがんを告知してくれたのは、後輩の外科医です。

告知された瞬間は「やっぱりな……」という程度で、よく言われるような「頭が真っ白になる」ことはなかったですね。ただし、がん告知を受けてからは常に「死」というか「終わり」を意識するようになりました。

がん専門医でありながら、これから自分にどんな症状が出て、最後はどうなって死ぬのかなと不安にもなりました。

僕は、がんという病気と治療法を熟知している特殊な患者です。その点、後輩の担当医はやりづらい部分もあったと思う。

がんの遺伝子構造は一人一人異なり、一つとして同じがんはありません。だから治療法も人それぞれ違う。「これが絶対」という治療法はないのです。

がん治療は選択肢を間違うと、やり直しがききません。大事なのは医師が病気と治療法の選択肢について患者に正確に伝えること、そして患者自身も正しい情報を集めること。医師が示した選択肢の中から、自分にふさわしい治療法を患者が選び、納得して治療を受けることが大切です。

僕は、まず抗がん剤でがんを叩いて小さくした上で、胃、肝臓の一部など怪しいところを全部切除することにしました。

 

■薬の副作用は「味覚障害」

納得して決めたことですが、それでも想像以上に苦しかったのが「抗がん剤の副作用」でした。その中でも特に僕を悩ませたのは、「味覚障害」でした。

専門医として味覚障害の副作用を知っていたつもりですが、実際の体験は予想とはまるで違いました。僕の理解では、すべての味覚が落ちると思っていましたが、実際は、口の中が絶えず甘くて苦い感じで、水やお茶を飲んでもとても甘い。

元々ケーキとか甘いものが好きでしたが、副作用が出てからは、人工甘味料が入ったものは甘みがキツくてとても飲んだり、食べたりできませんでした。

そのため、経口抗がん剤でもある口腔内崩壊錠(OD錠)と麻薬性鎮痛剤の細粒も、僕にとっては「有り難迷惑な薬」でしかなかった。

OD錠は、水がなくても唾液だけで服用できるので、僕も非常に便利な剤形だと思って患者に処方してきました。

ところがOD錠は口の中で溶けだすと甘くなるため、甘みがキツくて、とても飲み込めませんでした。溶けないように一気に喉の奥に送り込んだところ、喉にひっかかって何度も辛い思いをしました。こうしたことは患者になるまで予想もしませんでした。

〔PHOTO〕gettyimages

この自分の体験を少しでも役立てたいと思い、同僚の医師や薬剤師らだけでなく、製薬会社にも連絡して、副作用の出方を細かく伝えました。もちろん、すぐに改善は無理ですが、長い目で見れば、きっと意味があると思っています。

辛い抗がん剤治療が終わり、いよいよ次は手術となりました。しかし、検査で新たなリンパ節転移が判明したため、がんが腹膜に転移している可能性も考え「無理に手術をせず、抗がん剤治療を続けようか」と迷いました。

■神頼みもした

私は外科医としての自負を持っていますが、手術が絶対に正しいわけではありません。手術が引き金でいろんな合併症が起き、致命的な状況になるかもしれない。

「死」という最悪の事態も頭をかすめました。外科医だからといって手術を簡単に受け入れたわけではありません。

一晩悩んだ後、うまく切除できれば、がん組織が減量できて予後が延びるかもしれないと考え、妻に相談して手術を決めました。妻に話したのは背中を押してもらいたかったのかもしれませんね。

栄養剤を飲むなどして体力をつけ手術に備える一方で、インターネットで偶然知った「がん封じ寺」を夫婦で訪ねました。

医者が神頼みなんて奇妙に思われるでしょうが、がんになってからは「がん」や「命」「死」などの単語にナーバスに反応するようになったのです。これは自分でも驚きでした。手術までに「神頼みでも何でも、できることはやろうじゃないか」という気持ちでしたね。

手術では胃を全摘し、膵臓や肝臓の一部も切除した。手術は成功しましたが、術後に腸液が漏れ出すなどのトラブルもあり、「一から手術のやり直しかも」、「手術しないほうがよかったんじゃないか」と軽いパニックになったこともありました。

医師として、このような合併症は時々経験してきましたが、いざ自分のことになると最悪のことばかり考えてしまう。でも「人間は強し」ですね。その後自然と回復の方向に向かっていきました。

 

■患者が言われると傷つく言葉

術後は放射線治療を追加し、免疫細胞治療も受けました。「抗がん剤と免疫細胞治療の両方をやるとどっちが効いたか分からなくなるので、併用しない」という医者もいますが、自分ががんになったら本当に同じことを望むでしょうか? 

ごちゃ混ぜでもなんでも効けばいい。どっちが効いていようが患者には関係ないのです。

もちろん、治療を受けたからといって100%、元の体に戻るわけではありません。いまは小康状態を保っていますが、ストレスを受けると体調が悪くなります。しかし余命半年と言われてから2年弱。いまは「プラスαの人生を生きているのだ」と前向きに考えるようにしています。

僕は以前、進行がんの患者さんから「先生はがんになったことがないから分からないよね」と言われたことがあるんです。その言葉がずっと頭に残っていました。

自分は「がんを知っているフリ」、「がん患者のことを分かっているフリ」をしているだけなんじゃないかと、思うことがあった。自分ががんになって、やはりその通りだったと気づきました。

たとえば周りから、「ゆっくり休んでね」と何気なく言われた言葉が患者には「もう自分は必要とされていないんだ」と思える。

「痛みはありますか」と医者に聞かれたら「後で痛くなるのか、何か隠しているのか」と疑心暗鬼になる。

そういうことも自分ががん患者になって初めて分かりました。

その一方で患者も医者や家族の前では、見かけ以上に強がって元気なフリをします。
医者と患者のこの「ズレ」が大きくなると、いい医療は絶対にできません。

そこで僕が現在、精力を傾けているのが、がん患者と家族、医療者が本音で語り合える場所(金沢マギー)作りです。

有り難いことに、全国から講演依頼がきているので、体調の許す限り自分の経験を多くの人に話したいと思っています。

がんの外科医でありながら、がん患者でもある僕だからこそ、できることがある。それが今の僕の生きがいになっています。

繰り返しになりますが、病気になった時、大切なことは病院任せ、医者任せにしないこと。自分で納得して決めることが重要です。

人生は「予想外」の連続。僕がこうしてまだ生きていることも、医者からすればある意味予想外のことかもしれません。だから僕と同じようにがんと闘っている患者さんも、どうかあきらめないでください。