・・・２０１９年１月２日
朝食の後、お弁当を持ってきたおばはんが代金の集金に来ました。
夕食が１８０バーツ、朝食が１７０バーツの計３５０バーツ。
お釣りがないようにきっちり３５０バーツを渡しました。
ところがおばはん、「Ｎｏ！」と言います。
こんな簡単な計算、小学生だって間違えませんよ！
おばはんは「５００」と書かれた紙を私に見せます。
え？５００じゃなくて、３５０でしょう？
と私。
「確かに弁当は２つで３５０バーツです。
それと・・・」
「それと？」
「オレンジジュース！」
「オ、オレンジジュース？！」
やっぱ悪い予感が的中しました。
乗車した時におばはんが勝手に持ってきて、お金を払うと言ったら「マイペンライ！」と言ったあの曲者のオレンジジュースです。
「１本５０バーツで、あなたは３本飲んだから１５０バーツ。
合計で５００バーツ」
・・・し、しまった！！！
やっぱそうであったか！
「で、でも、ウェルカムドリンクだと思ったし、朝も晩も勝手に弁当に付けてきたでしょう！」
「メニューにはオレンジジュース付きなんて書いてありませんよ！
勝手に飲んだのはあなた！！」
キャーッ！！何たる言い分。
そりゃ弁当と一緒に持ってきたら、それが付いているものだと誰だって思うじゃない！
日本じゃこんな商売、通用しませんよ！
あ、しまった、ここはタイだった！！
仕方なく渋々と５００バーツを支払いました！
「コップンカー！」
コップンカー！じゃねぇよぉぉぉ。
あー胸糞悪い。
これはほぼ詐欺ですよねぇ。
まぁ、トラベルの最大の思い出は「トラブル」ですから、笑って許しましょう！
たった１５０バーツ（約５００円）のことですし。
ベッドも再びシートに戻され、列車の旅は続きました。
でも、揺れが心地良くて、またウトウトしてしまいました。
ふと、気付くと車掌さんが部屋に入ってきて
「間もなくチェンマイに到着します」と。
や、やばい、結局列車の中でほとんど寝てしまっていました。
これじゃ何の意味も無いわ！
そして約５分後には無事チェンマイ駅に到着したのでした。
プラットホームを歩いていると、食堂車がありました。
やっぱ弁当なんか食べていないで、ここに行くべきでした。
次回の教訓になりました。
お正月のチェンマイは意外にも肌寒かったです。
初めてのチャンマイ駅です。
結局、着いたは良いですが、何の予定も考えていませんでした。
唯一、夕方発のタイ国際航空の国内線でバンコクに戻ることだけでした。
はて、それまで一体何をしよう？
取りあえず、駅を後にしました。
するとタクシーなどの客引きが何人もしつこく寄ってきました。
これがまた超ウザイ！！
仕方なく私はトボトボとあても無く歩き始めたのでした。
・・・続く。