それまでの自分考え方や価値観、そして見ていた世界が変わった時、「人生のステージが上がった」なんてよく言いますね。
実際、私もそれを何度か繰り返したことで現在のステージに立っています。
ではそのステージってどんなものなのか?
私の経験上、子供の頃の進学に似ているような気がします。 例えば、未就園の時期、幼稚園、小学生、中学生、高校生、大学生、社会人・・・
私たちはこうやって、子供の頃は用意されたステージを一つ一つ上がってきています。
そして、そのステージは上に行くにしたがって、少しづつ難易度が上がるし、そのステージも見える世界が変わってきますね。
ではこの時、いったい何が変わっているのでしょうか?
それは、周りにいる人 生活環境 時間の使い方、ではないのでしょうか?
そしてもう一つ大切なことがあります。
それは、前のステージをきちんと終わっていることです。
子供の頃のステージで考えてみると、本当に良く解ると思います。
さらに上に行くにしたがって、別のステージに行くには決断、読んで字のごとく決めて断つことが重要な要素となってきます。
しかし大人になるにつれて、なかなかステージは変わりません。
実際、私も会社に入ってからはほとんど同じステージにいてほとんど変わらなく、あま楽しくもない毎日を過ごしてきたような気がします。
それでもたぶん私の場合は、ごく一般的なサラリーマンよりが、はるかに色々なことをやって来たし、楽しいことも、やりがいのあることもありました。
しかし、小学生がずっと同じ小学校にいるのと同じで、環境も会う人の顔ぶれも、生活パターンも変わらなかったらどうなるのでしょうか?
たぶんサラリーマンの時の私と同じようになっていくような気がします。
今思い返すと本当に長い間、同じステージにいたし、それを変えようとも、違うステージに行こうとも思っていなかったのかもしれません。
その理由は、違うステージに行くのが怖かった、不安だったからだと思います。
先ほども書いたように、新しいステージに行くには、今の生活を断って、初めての環境、初めての人たちと過ごさなければいけないので、今のまま、そのまま変わらない方が楽ですからね。
そうやって無意識のうちに楽を選んできた結果、人生から楽しさや喜び、感謝がなくなり、鬱になり、ガンになったような気がします。
しかし、ガンになったことで私のステージはどんどん上がっていったのです。
では私はどうして最初のステージを上がることが出来たのでしょうか? もう、みなさん解ると思いますが大きな要因は「26年間勤めた㈱三越を退社したこと」ですが、上がるきっかけになった一番のポイントは、NPO法人ガンの患者学研究所の扉を叩いたからだと思います。
そしてその環境に身を置いたから。
すると出会う人、それに付随した環境、それに伴いライフスタイルや考え方も自然にかわったことで、人生のステージが大きく変わったのです。
もしその扉を叩かなかったとしたら、サラリーマンを辞めていないし、今の自分も存在しなかったと自信を持って言えます。
それからの私は、階段の上がり方を覚えたせいもあって、たぶんめまぐるしい速さでステージを駆け上がっているような気がします(笑) ではステージが変わると何が変わるのか?
一番変わるのが、見える景色。 解り易く言えば、満員電車の中にいたのが、一人だけ椅子の上に乗ったのと同じ状態です。
視界が変わり多くものも、遠くも見えますよね。
そしてたくさんの人からも見てもらえるようにもなります。
先日のコンサートでも、見てる側の景色と、歌っている側の景色は、病気の状態には関係なく、まったく違ったものが見えるはずです。
すると入ってくる情報も多くなり、人脈も変わり、見識も増え、様々なものが手に入るようになり、また次のステージが見えてくるのです。
それは登山しているような感じで、2合目、3合目と上がるごとに見える景色も変わり、歩んできた道もキチンと足跡として残り、上に行くほど頂上がくっきり見えてくるし、ワクワクしてきます。
そして私の経験からすると、このステージが変わるきっかけは、大きな問題やトラブルがあった時なのです。
私のステージが変わったなと思うのは、ガンになった時、
緑内障で農業が出来なくなったとき、
北区で営業していたカフェが閉店に追い込まれたときと、
大きなトラブルかあり、何かを捨てる決断をして何か新しいことを始めるための扉を開けたことで、人間関係が変わり、入ってくる情報が変わり、新しい情報が入り、視野が広がり、新しい道筋が見えてきて来ました。
こうやってステージを上がってきたことで今の私がいます。
だから、めぐみの会ではそのステージを上ってもらえるような場を作っているのです。
それが先日開催したい大きなホールでのイベントや、病院でのコンサート。 これらのコンサートでは昨年や前回はお客さんとして参加していた方が、メンバーとなってステージに上がっています。
観客席でステージを見ていたのと、今年ステージから観客席を見たときとでは、先ほど書いたようなことが変わっているはずです。
そしてそうなったのは、最初に書いたように、周りにいる人、生活環境、時間の使い方が変わっているからに他なりません。
つまり、今の自分の置かれている状況を本当に変えたいのなら、同じステージの人といる時間より上のステージにいる人との時間を増やせばいいのです。
だって学校でも上級生や下級生が同じ環境にいて、様々な行事があり、部活などもいくつかあり、子供にあった場があるからこそ、成長していくのを考えてみれば良く解りますよね。
もし、小学1年生だけが同じ学校にいて勉強だけしていたとしたら、どうなると思いますか? だからめぐみの会は、患者さんが病という一つのステージにいても何も変わらないと思い、様々なことができる場を用意しているのです。
がんになったなどというトラブルやアクシデントはステージが上がるための課題でもあります。
それをクリアできればステージは確実に一つ上がります。
そう、ピンチはチャンスなのです。
ピンチの時だからこそ、皆さんも好きなことをして、楽しんでステージを上げてみませんか?
視野も視界も変わってきますよ!
次回、病院のコンサートは2月26日(火)名古屋市西部医療センター 5月には愛知県がんセンターで開催することが決まっています。
今日、書いたことが本当かどうか?それは考えて分かることではなく、経験した人しかわからないことです。
みなさんも、ぜひ一度試してみてくださいね。