私はここ数年、活動面や肉体改造など様々なことにチャレンジしています。
小さなことまで含めると、たぶん普通の人が一生でするくらいのチャレンジをしていると言っても良いくらいです。
すると色々な人から「織田さん、すごいエネルギーだね、それは何処から来るの?」なんて言われることがあります。
しかし、エネルギーがあるからチャレンジしているのではなく、チャレンジしているからエネルギーや生きる力が湧いてくるのです
ガンになってからの私の人生はチャレンジの連続だったと言ってもいい。
15 年前ガンになったときもそうだったが、そのほとんどは失敗があってのチャレンジでした。
ガンになった当初、これは不可抗力であって自分には何の責任もないと思っていましたが、それまでの自分の体や心の使い方を振り返ってみたとき、それは明らかに自分の失敗だったと気付いたのです。
そして、そこからは新しい人生を作ろうと決めて、それまでとは違った身体や心の使い方にチャレンジしてきたのでした。
今振り返るとガンになったことで新たな道にチャレンジしたことで、今こうやってとても元気で幸せに生きていられる最大の理由だと思います。
またそれ以降も、患者会、農業、カフェ、会社設立・・・
身体の方も緑内障の悪化、気が緩んだことでの後遺症での救急搬送も何度か繰り返すという失敗を繰り返してきました。
しかし、私の場合、そんな失敗があったからこそ、新しいことや習慣よって戻ってしまっていたことに再度チャレンジすることができたのだと思います。
つまり、失敗があったからこそチャレンジでき、そのチャレンジによって新しい未来や価値を発見し続けることガ出来たと言うことなのです。
ある本で本田宗一郎さんの「私のやった仕事で本当に成功したのは全体のわずか1%に過ぎない、99%は失敗の連続であった」というお話を聞いたことがあります。
私の場合はまだ1%も成功は出来ていないので、そろそろ少しは成功しても良いかなぁなんて思っていますが、まだ時期尚早なのでしょう(笑)
そんなふうに失敗とチャレンジを繰り返していくうちに一つ分かったことがあります。
それはチャレンジするための必要なのは勇気や決断ではなく、楽しむ心と遊び心。
つまりワクワクする気持ちなのです。
皆さんが子供だった頃、また皆さんのお子さんを振り返ってみてください。
様々な新しいことにチャレンジしているだろうし、してきたから今があるのではないのでしょうか?
それではその時、大きな勇気や決断をもってチャレンジしていたでしょうか?
もちろん大きなチャレンジをするときは、勇気や決断は必要なことです。
しかしその時はリスクや失敗を恐れて立ち止まることで勇気や決断が必要になってしまうことが多いのです。
そしてそれを求めることで結果的にはチャレンジが出来なくなってしまう・・・・
つまり、勇気や決断を求めることは楽しむ心や遊び心をなくすことになってしまい、結果的に行動が出来なくなってしまうと言うことなのです。
私は人から「良くそんなにあれこれチャレンジ出きるね!織田さんの勇気や決断力はすごいね」なんて感心されますが、実際は楽しんでいるだけなのです。
皆さんの周りでも、あの人の行動力はすごい!なんて人がいると思いますが、その人たち楽しんでいませんか?
遊び心がいっぱいではありませんか?
今めぐみの会では、歌や太鼓を始め様々なことをやっていますが、それをやっている会員さんの多くは幾つか掛け持ちでやっています。
また、めぐみの会の活動への参加は一つだったとしても、それ以外に幾つかのことをやっている人がほとんどです。
これらの人の共通点もやっぱり、行動力や決断力ではなく、楽しむ心や遊び心を持ち合わせています。
私はこれまでガンの患者会活動を15 年近くやってきて、たくさんの患者さんを見てきましたが、ガンという病になるとどうしても楽しむことや遊ぶことより、治すことを優先してしまい、それに反比例して楽しむ心や遊び心をなくしてしまうのです。
また、私を始めガンになって、「それは普通の人には出来ない」と思うようなことをやって治った人たちも、その人たちにとってやっていたことは、楽しむ心や遊び心があってやっていた人が多いと言うことも解りました。
そんなことを通して思うのは、ガンに限らず人生でピンチに陥ったとき、それを救うのは楽しむ心や遊び心
そしてれによってチャレンジすることで得られるワクワク感が新しい未来を創り上げていくということなのです。
皆さんは、大人になっても楽しむ心や遊び心を持っていますか?