「頭の良さより、心の温かさ」
 

頭が良いってどんなことなのだろうか?

 

最近ふと思うことがある。

 

頭のいい人とは、勉強が出来る人。

 

そして知識をいっぱい持った人。

 

そんな人って、どことなく冷たさを感じるのは私だけだろうか?

 

これらの人の多くは、知識を武器にしてこの世の中を渡り歩いている。

 

そして、知識のない人より自分の方が上だと思っている。


特に弱さを知らない人は。

 

まぁ、そうやって順位を付けられることで今があるのだから仕方がないと言えば仕方がないのかもしれない。

 

そして、今の時代の社会・経済は政治家・法律家・医者・教育・科学・これらの多くは頭の良い人たちが中心になって作ってきたもの。

 

そしてこれらの頭のいい人は弱い立場になったり、大負けをしたりした経験も乏しく凡人や弱者の気持ちを解らない人が比較的多いような気がします。


だから、今のような格差社会ができあがってしまったような気がするのです。

 

そんな状況になってしまった今の時代に必要なものは頭の良さより、心の温かさだと思う。

 

 

そして心の温かい人とは、人の弱さを知っている人。

 

強いものが上に立ち引っ張っていく時代はもう終わりにしなければいけない。

 

弱さを知った人たちが、その弱さを補い合うために手を繋いで助け合うことでしか本当に幸せな未来は築けない。

 

そのためには、強者が弱者を切り捨てるという状態を、弱者が強者を置き去りにして自らが良いと思う社会を創るという覚悟が必要だと思うのだ。

 

恥ずかしい話だが、私は癌になったことで弱者となって初めて解った。

 

とはいっても、私は頭は良くなく、どっちかというと高卒で学歴もない。

 

なので、それを補うために必死に頑張り癌になったのだ。

 

そんな経験を通して、強者と肩を並べようとしたり争ったりするのではなく、そことはまったく別の世界を創ることでしか何も変わらないと思うようになった。

 

だから今、私は人の弱さを知っている、心の温かな人たちと一緒に活動をしているのです。