“偶然は必然”なんてよく言われるが、必然的な偶然なんて、そんなにあるものではないと思うだろう。


しかし、私には必然的な偶然は山ほどやってくる。


その理由は?と思い返すと、目標をつくることをやめたからだと思う。


もし、何らかの目標をつくってそこに向かって進んでいたらたぶん、偶然は偶然で終わっていたような気がするのだ。


目標をつくることで、計画以外の出来事は無関心な出来事となってしまい、偶然は偶然として過ぎ去っていく。


また、その目標達成のためにつくった計画に時間をとられて、偶然のできごとは無駄な時間となってしまう。


それは先ばかり見て考え、今の自分の感性を減退させてしまう。


私は今を大切に生きるとは、偶然という出来事や出会いを大切にするということだと思うのです。


もちろんガンになったことも、偶然ではなく必然だと思うようにした。


そして、偶然と自分を繋ぐ糸を探しながら生きてきたのだ❗️


そうやって生きてきたせいか、がんになって以来、毎年予想もしていなかった人生を送っているし、どんどん山頂に近づいているような気がするのです。


あれこれ変わり過ぎて、「織田さんは行き当たりばったりでやってはやめてばかりなので、少し落ち着いたら」なんてよく言われますか。


なにも考えず、頭を空っぽにして偶然を大切に目の前の事に取り組んでいるだけなのですが・・・(笑)



それでも、目標こそ立ててはいませんが、自分の中にはまったくぶれていない一つの生きる目的みたいなものは持っています。


がんになる以前はそれがなかったから、あれこれ計画を立てそれをこなしていかないと進んでいけない、パン食い競争のような人生を送っていたのではなんて思います。


そして今は、ぶれない一つのものがあるから、人に言われる事もあまり気にせず、行き当たりばったりになれるなんて勝手に思っています。