17年前ガンになり、当初は「なんとか生き残りたい!」「死にたくない!」と必死にあれこれ学び、情報を得て、実践もしてきた。


しかし、あるときから「適者生存」という言葉を知り、必死に探したり、あれこれ頑張るより、自分が変わることが一番必要だと思うようになった。

「適者生存」とは、イギリスの哲学者・社会学者ハーバード=スペンサーによって提唱された生物進化論で、生き物は、環境に最も適したものが生き残り、適していないものは滅びるということ。

今、日本では2人に1人ががんになり3人に1人はがんで命を落としている。


さらにその数は毎年1万人近く増え続け男性のがんで命をなくす人はは2人に1人に限りなく近づいている。

私はこの状況は「適者生存」という言葉に当てはまるような気がするのだ。

「もっとも強い者、最も賢いものが生き延びたのではない。
変化に適応したものが生き延びたのだ。」


とダーウィンがいったという説があるが、これが適者依存という言葉を表現しているような気がする。

人間が作った今の時代の環境に人間は適応できなくなってしまい、がんや原因不明の病などが増えつつけ命をなくす人が増え続けているような気がするのだ。

自分たち人間が作った環境に、生き物としての人間が対応できなくなりがんや難病が右肩上がりに増え続け絶滅に向かっている。

いくら対処療法で一時的に症状を抑えたり無くしたりしても、結局は再発するのは発病した環境や生き方という人間が対応できない環境に戻っていってしまうからに他ならない。

その証拠にがんが治った多くの人は、環境を変えたり生き方を変えたりして、自然に近い人間に適応した環境や生き方に変化している。

そこに気づかなければどんなに医療が進歩しても、がんは少なくならないし本当の意味での治る病にはならない。

そして私たち人間もこのままいった恐竜のように絶滅してしまうかもしれます。

それを避けるためには、人間が強く賢いという意識を手放し、自然という生き物が生きる上で一番適した環境でいきるひとつの生き物に過ぎないということを認識しなければいけないと思う。

今の社会環境はすでに生き物が生きていくために適した環境ではなくなってしまっている。


きっとそのストレスがガンという病を導いたような気がする。


だから、私は自然なものを食べ、自然に近い生き方に変え、そして今こうやって生存している。


今の時代、あまりにも自然から離れすぎた変化に対応できなくて多くの人が病になってしまっているのでは?


人も自然の中の生き物の一つの種。


だから、生きる上で一番適した環境は何なのか?を省みなければいけない。


特にガンになったときこそ。


そんな意味でもう一度「適者生存」という言葉を考えてみる必要があると思う。