今年にはいってから、天災や政治、様々な分野て問題山積み状態で、これから先どうなっていくのか?未来への不安や焦りなどでいっぱいになっている。


また、自分がこれから何をしたらいいのか?夢や希望がもてない人もとても多いような気がする。


どうしてそんなに先を見て不安になるのだろうか?


私も目のこともあり、先のことは不鮮明だが、あまり不安はない。


そんなことを書いているが、癌になったときは夢や希望なんて木っ端みじんに吹き飛び不安や焦り、そして恐怖でいっぱいだった。


今日はどうしてそんな私が今のようになったのか?

を一度、掘り下げて見ようと思う。


ガンになって先が見えなく暗中模索していたあるとき、様々な出逢いによりそれは今まで見えていたものが見えなくなっただけだと思うようになった。


それは、目的地に向かって前進していたときに、突然目標に大きな崖が現れ、そこをわたることは到底出来ない状態になったと言うだけで、その前にいる自分は何も変わってはいない。


ならば、そんなに無理して先を急がなくても、その場で自分がもっと魅力的な人間に成長できるようなことをしていれば、いつか誰か崖をわたる手段を教えてくれたり、援助してくれたりするかもしれないと思った。


先を見ず、今自分という人間の資源を増やしていけばいいのだ。


そして体力を付け、健康を手に入れ、考え方を変え、学び視野を広げ、人の役に立てる人間になるための努力をした。


すると不思議なことに、その崖を渡らずに行ける別の目的地があることを教えてくれる人たちが現れた。


そして、私は目的地を変えて進み出すことができたのだった。


あの時、あの崖を無理して渡ろうとしていたら・・・・・


ぞっとする。


そうやって新しく見つけた目的地は以前とはまったくちがうこの世の楽園のようなもの。


とはいってもその目的地がどこにあるかは分からない。


だって、目的地となる場所を目指して仲間を増やしながら進んでいるんだから。


今この時間を笑って楽しんでいる人たちが集まりながら進めば、必ずその先の目的地は楽園のようなものになるはずだ。


つまり、今が良ければ未来も良くなる。


今を嘆いていては、未来も嘆くようなものとなってしまうという極々当たり前のことなのだ。


未来ばかり見ているということは、あれこれ考えて今やるべきことを先送りしているということに過ぎない。


未来とは今を積み上げた結果でしかないのだから。


だから、良い世の中を作るには、今が良いと思える人が増えていくしかない。


つまり、自分自身が今を良くするための行動をして、今を幸せだと感じられるようにすることが一番大切なのだと私は思う。


ここまてがガンになってから、これまでの経験から得たもの。


そして今回の目の病による障がいも、これと同じことをしているのだ。


訓練はもちろんブラインドボクシングや他の活動なども仲間を作ってよい刺激や情報を得て、訓練で生き抜く資源を得ることで未来への自己投資をする。


今を、そして未来を良くするために。