先日開催した「生き方人間塾」で、ゲストの木村興農社の熊田さんに「木村秋則さんを一言で言うとどんな方ですか?」とお聞きすると、

「大いなる馬鹿」との答え

それは先日もこのブログに書いた「概念」の外で生きていると言うことだと思いました。
(当日の模様です⇒http://ameblo.jp/meguminojo/entry-11223281646.html

木村さんの場合は、“りんごは農薬なしでは出来ない”という当時誰もが思っていた概念を自らの手で打ち破ったのです。

私は木村さんのお話を聞く機会が良くありますが、当時の状況は凄まじいものだったそうです。

“かまど消し”と呼ばれ周りとは口も聞いてもらえない、
りんごの木の花は一切咲かない
収入もなく雑草を食べた
自殺しようと岩木山に・・・

そんな苦労をして8年目にりんごの無農薬栽培に成功したのです。

どうしてこんなことができたのか?

私は「信じて、目の前のできることをして、結果は自然に委ねた」からだとおもいます。

この3つのことは、言葉で書くと簡単ですが、普通の人にはなかなか出来ることではないような気がします。

考えてばかりでは信じることはできません。
先のことばかり見ていては、今の自分を見失います。
結果ばかり気にしてあれこれと指図してしまいます。

木村さんはりんごができなく時間があったから、ずっと畑の観察をしていたそうです。

これは傍から見たら、何をしているかわからない馬鹿な行為だったようです。

しかし、それをしたからこそ、りんごが出来たのだと思います。

信じることが行動を産み、結果を生む。

そして信じ抜くためには、馬鹿にならないといけない。

人目を気にしていては馬鹿にはなれないし、信じ抜くこともできません。

結局、それが自分らしく生きるということのような気がしました。

「おまえ何考えているの?」
「バッカじゃない?」

それは私にとって最高の褒め言葉なのです(^^♪